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【台風コロッケ】台風の日は「コロッケ」… 謎の“ネット文化”誕生から20年超、もはや由来は忘れられてる?

  • 2024.8.16

「2ちゃんねる」書き込みから生まれたネットミーム

「台風コロッケ」長く愛されるネット文化
「台風コロッケ」長く愛されるネット文化

毎年夏から秋にかけ日本列島に台風が接近するたび、ネット上には「今のうちにコロッケ買いに行かなきゃ」「コロッケも用意した。万全の備え」「売り場に『台風コロッケ』の張り紙あった」という書き込みがあふれます。2024年8月16日(金)昼現在も、X(旧ツイッター)でトレンド入りを果たしています。台風の日にコロッケ、一体なぜ? この“風習”が誕生してからはや20年余り、若い世代は、その由来をもはや知らないかもしれません。

今なお「台風コロッケ」の呼び名で受け継がれるこの文化が誕生したのは、今から23年前の2001(平成13)年8月21日(火)。巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」(当時)で台風の接近を実況するスレッドに書き込まれた「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」という投稿が起源とされています。

台風接近という緊迫した状況下、不安や緊張を書き込むユーザーが多い中での“突然のコロッケ”には多数のツッコミが入り、「コロッケ買ってこよ」「食べたくなっちゃったな」「コロッケ祭かよ!」と謎の盛り上がりを見せました。

翌年以降、別の台風が日本に接近した際にツイッター(当時)でトレンドワードにランクインし、一気に認知度がアップ。以来、台風といえばコロッケという認識がネット上で広く共有されるようになり、四半世紀近くという長きにわたって代々語り継がれるまでの文化として定着したのでした。

今やこの風習はネットという垣根を越え、冒頭でも触れたとおり精肉店やスーパーの総菜売り場に「台風コロッケいかがでしょうか」などといった張り紙が掲出されるまでになっています。

そんな話を聞くとなぜかだんだんコロッケが本当に食べたくなるのが、このネットミームがこれほど定着した理由の一つなのかもしれません。今回の「台風7号」に際しても、身の安全を確保した上で無事に台風が過ぎ去るようにとの願掛けにコロッケを食べるのも一つの手ではないでしょうか。

(LASISA編集部)

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