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マシュー・ペリーの死去をめぐり医師ら5人を訴追

  • 2024.8.16
Matthew Perry attends 2017 Winter TCA Tour - Day 9

「フレンズ」のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーの死去をめぐり、医師ら5人が訴追された。地元当局が8月15日(現地時間)に発表し、連邦検事は会見で捜査の結果、「マシュー・ペリーらに大量のケタミンを譲渡した広範な地下犯罪ネットワーク」の存在が明らかになったとし、マシューが2023年秋に再び薬物依存に陥っていたことを明らかにした。

逮捕されたのは、ケタミンの女王と異名を持つジャスヴィーン・サンガとエリック・フレミング、マシューのアシスタントとして住み込みで働いていたケネス・イワマサ、医師のサルバドール・プラセンシアとマーク・チャベスの5人。イワマサは「医療訓練を受けずに」「繰り返し」マシューにケタミンを注射し、亡くなった当日である「2023年10月28日にも複数回注射をした」という。イワマサとフレミングは罪を認めており、有罪となれば15年から25年の懲役刑が科される可能性がある。またチャベス医師も罪を認める方向で、有罪となれば最長で10年の実刑となるようだ。

サンガは、ケタミン譲渡共謀罪と麻薬関連施設の維持、メタンフェタミンの譲渡目的所持、ケタミンの譲渡目的所持、ケタミン譲渡に関する5件の罪に問われた。彼女と、ケタミン譲渡共謀罪に問われているプラセンシア医師は、8月15日遅くに罪状認否を行う予定。有罪判決を受けた場合、彼女は最低でも10年の実刑が科され、終身刑の可能性もある。

54歳だったマシューは2023年10月、ロサンゼルスにある自宅のホットタブで亡くなっているところを発見された。彼は以前からアルコールやドラッグとの闘いを公表しており、2022年11月に出版した回顧録『Friends, Lovers and the Big Terrible Thing(原題)』でも、薬物との壮絶な闘いを赤裸々に記していた。

当初は、事件性やドラッグの使用は見受けられないとされていたが、その後の調査で死因はケタミンの急性作用だったことがわかった。ロサンゼルス郡検視官事務所の報告書によると、溺水や虚血性心疾患、オピオイド依存症の治療に使われるブプレノルフィンの影響も死亡の一因になったとしている。ロサンゼルス市警は5月に捜査を開始し、麻薬取締局と郵便監察官も捜査に関与するとみられていた。

Text: Tae Terai

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