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息子「先生がダメって言ってた!」家族以外には外面の良い夫が → 学校へ行けなくなってしまった理由

  • 2024.8.16

モラハラ男には『外面だけは良い』という特徴があります。家の中で妻や子ども達には抑圧的な態度を取っているのに、外では良き夫・良き父を演じるので、なかなか本性をわかってもらえない苦しみがあるようです。これは筆者の友人・Hの体験したエピソードです。

画像: 息子「先生がダメって言ってた!」家族以外には外面の良い夫が → 学校へ行けなくなってしまった理由

傍若無人の夫

私の夫は外面だけは良いのですが、家では傍若無人のモラハラ男です。
感情の起伏が激しく、不機嫌なときは大声を出したり、物を壊すような行動に出たりすることもありました。
私への暴言は日常茶飯事。手を上げることこそありませんでしたが、暴言を吐かれることで、とても嫌な思いをしていました。

私たち夫婦には小学生の息子がいます。
息子は小さい頃は「お父さん大好き」と言っていましたが、私へのモラハラを見続けたことで「ぼくたちは悪くないのに、何であんなこと言うの?」と腹を立てるようになっていました。

チクチク言葉はダメ

ある時、夫は仕事がうまくいかないようで超不機嫌。
私に当たり散らし、散々暴言を吐いていました。

すると、お風呂から出てきた息子が「お父さん、そういうチクチク言葉は言っちゃダメだって先生が言ってたよ」と言ったのです。

学校の作文

私が事の経緯を聞くと、息子が学校で『ぼくの家族』というテーマで作文を書いたというのです。

「お父さんがお母さんにいつも怒鳴っています」
「お母さんやぼくにバカとか頭がおかしいとかひどい言葉を言っています」
と発表したと言い出しました。

息子の学校の先生は、作文の発表が終わると「相手の心をチクチク刺すような言葉は絶対に言っちゃダメなんだよ」と息子に言ったとか。
私は息子が夫の様子をしっかりと観察していたことに驚きましたが、夫は更に驚いたようで、真っ赤な顔をして黙りこくってしまいました。

外面は良いパパ

夫は外面だけはすこぶる良く、学校では良いパパを演じていました。
クラス全員の前で発表した息子の作文は、子ども達によって保護者にも伝わっているはず。
夫の仮面は見事に剥がれ、家庭内での傍若無人っぷりが明らかになってしまったのです。

それから夫は息子が小学校を卒業するまで、一度も学校行事には行けなくなりました。
最後の卒業式には出席したものの、他の保護者の態度が今までとはガラッと変わっていて、いたたまれなかったのか、すぐに家に帰ってしまいました。

息子のおかげで夫のモラハラは収まりましたが、同じ地域に住んでいる以上、これからも夫は色眼鏡で見られてしまうんだろうなぁと、少し哀れに思っています。

【体験者:40代女性・パート、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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