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「え!?」予想外の医師の言葉に同じ反応。しかし、その意味は正反対で<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.8.16

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。食事のこだわりが強い義母は、コロコロと要求が変わるので、付き合うのは大変です。そこで最近のまる子さんは、毎朝何を食べたいのか直接確認するように。ある朝、朝食の支度をしていると、かき氷を取りにリビングにやって来た義母を見かけたまる子さん。歩けるようになったことをうれしく思いながら、朝食を部屋に持って行ったところ、すぐに「箸がない」と呼び出しが……。ついさっきまで歩いていたはずなのに、自分で取りに行くという考えはなさそうで、まる子さんの負担が減る日はまだまだ遠いようです。

朝、いつものように義母の部屋へ新聞と入れ歯を届けに行ったまる子さんは、義母から「朝食の栄養バランスが悪いから、栄養失調を起こしている」と怒られてしまいます。そして、ただでさえ強いこだわりを持つ食事に、さらに追加オーダーが……。ただ、栄養失調になっていると思い込んでいる義母は、用意された食事を完食してくれるので、そこはうれしい誤算です。ここ最近は、直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術を回避するため、まる子さんの負担を減らす作戦を取っていたはずの義母ですが、まる子さんはラクになるどころか負担も疲れも増す一方です。

いざ、決戦の日!

自分が栄養失調だと信じて疑わない義母は、朝からしっかり食べてくれるように。

この日は循環器内科の診察結果を受けて、外科医と相談する日。早速病院へ向かいます。

外科医の先生から、循環器内科の結果を聞かれ、拍子抜け……。

簡単に言われたことを伝えると……。

ん……? これは雲行きが怪しい。

外科医からのまさかのひと言に、義母と2人で思わず「え?」と声が漏れてしまいます。

泣きそうになりながら現状を訴えます。

そして、ちゃんと私の意向も伝えたのですが……。

私の言葉を遮る義母が、なんだかうれしそうに見えてしまいました……。

めちゃくちゃ饒舌(じょうぜつ)になった義母。ご機嫌です。

ここで、板挟みになった夫が口を開きます。

夫が間に入ってくれたことで、手術を受けるかどうかは、ひとまず一旦持ち帰りということになりました。

今日は、外科医と義母の手術について相談する日。私にとって、まさに決戦の日です。直腸が脱出(直腸脱)してしまったままの義母を連れて、夫とともにいざ外科医のもとへ。

循環器内科の先生から手術が可能だと言われたこともあって、期待を胸に外科医と話し始めますが、出だしからなんだか雲行きが怪しくて嫌な予感です。そして、その予感は的中してしまい「現状のまま過ごしたほうがいいんじゃない?」という言葉に、思わず義母とともに「え?」とつぶやいてしまいました。義母は歓喜、私は絶望……その意味は正反対でしたが。

思いがけない展開に、泣きそうになりながら現状を訴えますが、すっかり饒舌になった義母は諦めましょうと言わんばかり。一応、手術をするなら責任を持ってやるという言葉をもらい、一旦家に持ち帰って再協議することになりましたが、手術を受けるとなると、義母の気持ちもないがしろにできないのでスムーズに話し合いが進むとは思えません……。

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循環器内科の先生から背中を押されたことで、期待していた分、外科の先生の言葉はショックが大きかったのではないでしょうか。これまで、手術の日まで! と自分を奮い立たせてやってきたのに、このあとモチベーションが保てるのか、心配になってしまいます……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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