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宮田俊哉、印象に残っているのは「包丁を持って走っているシーン」 内田理央“美智留”に人生を狂わされていく<嗤う淑女>

  • 2024.8.16
「嗤う淑女」第4話より (C)フジテレビ
「嗤う淑女」第4話より (C)フジテレビ

【写真】宮田俊哉“ドグマ”が豹変していく

内田理央が主演を務めるドラマ「嗤う淑女」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系/FODにて配信)の第4話が、8月17日(土)に放送される。この度、第4話にゲスト出演する宮田俊哉からのインタビューが到着した。

稀代の悪女が次々と人を地獄へと陥れていく震撼のサイコ・サスペンス

本作は、“ドンデン返しの帝王”と呼ばれるベストセラー作家・中山七里の「嗤う淑女」(実業之日本社文庫)を原作としてドラマ化。人生にまつわる全てのコンサルタントを生業とする稀代の美しき悪女・蒲生美智留(内田)が悩みや欲望を抱える人々を操り、次々と地獄へと陥れていくサイコサスペンス。

内田のほかに、美智留に人生を狂わされる従妹の野々宮恭子役に松井玲奈、数々の事件の背後にいる主人公を追う刑事・麻生役を大東駿介、 その部下の青木真太郎役を内藤秀一郎が演じる。

「嗤う淑女」第4話あらすじ

第4話は――

「まさに自業自得ですね!」の決め台詞と共に、今もっとも注目を集めるネット言論界のニューヒーロー・神崎ドグマ(宮田)。ライブ配信の討論番組「言論クラッシュ」に出演し、極論と暴言で討論をぶち壊した挙句、テーマそっちのけで相手の弱みを暴露して貶めるスタイルで、ネット民からは“神”と崇められている。

そんな彼の背後には美智留がいた。美智留の力で「言論クラッシュ」に出演したドグマは、美智留の指示通りの極論と、恭子の調べた暴露ネタで討論相手を叩きのめし続け、ネット民の支持を高めていく。

しかし、その先にある美智留が仕掛けた策略で、ドグマはやがて破滅への道を歩き始めることになる。

――という物語が描かれる。

「宮田くんのサイコパスぶりやばすぎる!」と反響

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、「なんで僕なんかに、貧乏なフリーターですよ」と美智留に話すドグマと、“次回のお客様 宮田俊哉”というテロップからスタート。

美智留はそんなドグマに「私が探しているのは共に戦うチームの一員です。あなたは汚れたネットの海に隠れた一粒の真珠です。その真珠を磨いて、進化を生み出す。あなたの人生を輝かせることが、世界全体を正しい方向に導く、私はそう信じています。」と語りかける。

また“新たな可能性の一歩!?”というテロップに切り替わると、「東京に暮らせば、愛人に使うお金も節約できますよ?」「まさに自業自得ですね」など、ドグマが生配信番組で次々に討論相手を打ち負かし、注目を浴びていく様子が映し出される。

そんなドグマを見て「やはりあなたを選んだ私の目に狂いはなかった!」と笑みをこぼす美智留。しかし「あんたのせいで俺の人生めちゃくちゃだよ!」と、ドグマは追い込まれていく。

第4話を放送前に「宮田くん待ってました!」「宮田くんのサイコパスぶりやばすぎる!」「ドグマ、最後の瞬間までしっかり見届けたい!」「どんどん闇堕ちしていくゲストたちから目が離せない…」「ストーリーが怖くて心拍数上がる…」などの声が上がり、話題となっている。

宮田俊哉インタビュー「(ドグマに)共感できるところはあまりなかった」

――現場の雰囲気はいかがですか?

僕はひとりのシーンが割と多くて、美智留に会ったのは1日だけでした。その時にやっと人と話せると思いましたね(笑)。ドラマ内の「言論クラッシュ」という番組のシーンは本当にセリフの数が多すぎて人と話す余裕がなかったので、美智留に会った時はとてもうれしかったですね。すごく雰囲気のいいすてきな現場でした。

――主演の内田理央さんの印象を教えてください。

誰にでも気さくに話しかけてくれる天真爛漫な方だと思いました。空き時間にも色々と話しかけてくれて「今、何のアニメが面白いですか?」とかアニメの話もしましたね。

――原作には登場しないドラマオリジナルの「神崎ドグマ」という役をいただいた時の感想を教えてください。

マネージャーさんからドラマのオファーの話があって、「やろうよ! やろうよ! どんな役?」と聞いたら、「えっ!? どういうこと? まずドグマってなんだ?」という感じでした。普段、爽やかなキャラクターを演じることが多くて、これまで討論する役というのは経験したことがなかったので、とても面白そうだと思いました。同時に、この作品を経験する事で芝居の幅が広くなる挑戦だ! という思いが湧いてきました。

――経験したことがない役ということですが、役作りで苦労したことがあれば教えてください。

ドグマが社会に対してすごく不満を持っているところなど、共感できるところはあまりなかったので、役作りをする上で少し苦労しましたね。ちょうど台本を読んでいる時に、都知事選をやっているタイミングだったので、役作りのためにいつもより政治に関してアンテナを高く張っていたと思いますね。またドグマは、どういう人間なのかと考えた時に満たされていないほうがいいなと思って、満たされていない感じを出すために腹ペコでやってみたりしました(笑)。

――「神崎ドグマ」を演じるにあたって松木監督とはどんな話をされましたか?

討論するシーンでリハーサルをした時に、自分が最初に持っていた役のイメージで大丈夫だと、ただもう少し感情がないほうがいいかもしれないね、というような話はしました。

――撮影がスタートし、実際に役を演じてみてどのように感じましたか?

討論番組の討論シーンで岡崎万梨阿(福室莉音)と対面して芝居をしている時に、「ドグマ、そんなに言う? 言い過ぎじゃないか?」と思う自分がいました。台本を読んでいる時には分からなかったのですが、実際に万梨阿の顔を見たら(そこまで言って)本当に申し訳ないと思ってしまいました。一方で、ドグマはそういう役なので、いい感じに演じることができたとも思いました。

――ご自身とドグマの似ているところはありますか?またドグマの言葉に共感できるところはありますか?

似ているところは全くないですね(笑)。普段の宮田俊哉と結びつかないから、面白かったというところもあるのかなと思います。政治家や権力者のスキャンダルならまだしも、岡崎万梨阿の件はやりすぎじゃないかと美智留に抗議できるあたりは、まだドグマを愛せるなと思いました。ちゃんと言ってはいけないラインというのがドグマの中にもあってうれしかったですね。

宮田俊哉、捨てられない欲望はある「同時に2つの夢を追っている」

――これまでの撮影で印象的なシーンを教えてください。

包丁を持って走っているシーンですね(笑)。あんなの人生で初めてですよ。包丁を持って街中を走るって(笑)。実はそれが撮影の最初のシーンだったんですよ。思いっきりやってやろうと思って不思議な気持ちになりました。ヤバイことをしているけど、ドグマはそういう気持ちなんだよなと思っていました。

――ドグマには「まさに、自業自得ですね」という決め台詞がありますが、宮田さんが自業自得だなと感じた出来事はありますか?

いっぱいありますね(笑)。昔、小さい頃、自転車で両手離しができてとてもうれしかったんですよ。それでブランコに乗って立ちこぎをしている時に、両手離しができたらかっこいいなと思って、両手を離した瞬間に転んで指の骨が折れたという…。あれは自業自得だったと思います(笑)。

――今作には様々な欲望を持った人物が登場しますが、宮田さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。

僕はやりたいことが多くて、今年は小説を書きました。そもそも大好きなアニメを作りたいという想いがありまして、じゃあ何が必要なんだろうと逆算して考えた時に、原作が必要だと思って小説を書き始めたんです。そこに向かって小説を書き上げることはとても大変でした。

自分が叶えたい夢に対しての欲望はかなり強いかもしれないです。もしアニメ化されたら原作をリスペクトしてくれる制作スタッフに任せますね。でも声優を選べる権利があったら、このキャラにはこの声優、ということはやってみたいですね。普段Kis-My-Ft2で活動していますが、グループでしかできないこと、ひとりでしかできないことがあって同時に2つの夢を追っているというところはあります。

――最後に宮田さんから見たこの作品の見どころと、視聴者の方へのメッセージをお願いします。

まずは狂わされていく人々を見て楽しんでほしいですね。美智留の何に狂わされているんだろう? というところも考えながら見てくれたらより深く楽しめると思います。もしかしたらドラマを見ている方も美智留に狂わされていくかもしれない。それくらい没入して見てくれたら嬉しいですね。それと奇妙な男ですが、神崎ドグマにも注目してください!

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