いくら美人でも無理… 日本人として知っておきたい最低限のマナー6選

本当の大人とは、日本人として最低限のマナーを知っているものです。マナーが悪いと、いくら美人でも魅力的には見えません。

歳を重ねるにつれて、内面の美しさが表れるようになるからこそ、社会人として立派に働く大人が恋愛をするのなら、日本人としての最低限のマナーを知っておくことが大切です。

大人の出会いを求めている人へ、日本人として知っておきたい最低限のマナーを紹介します。

挨拶をするときにお辞儀をするのは、日本人ならではのマナーです。頭を下げるのは、相手に敬意を払う意味がありますが、ただ頭を下げればいいというわけではありません。

正しいお辞儀は、腰から曲げて頭を下げるというもの。よく、首だけを下に向けてお辞儀をする人がいますが、これはマナー違反。

挨拶をするときやお礼を言うときなど、腰から曲げることを意識しましょう。所作もきれいに見えますよ。

日本人として覚えておきたいのが、食事のマナーです。日本にあるマナーの中でも、最も多いのが、食事に関するものだと言われています。

食事の前には「いただきます」、食事を終えたときには「ごちそうさま」と挨拶をします。これは、食事を用意してくれた人への感謝の気持ちを表します。

口に食べ物が入っているときはなるべくしゃべらないのがマナー。会話をしながら食事をするときは、小分けにして食べるようにすると上品です。

和室で食事をするときは、畳の縁を踏まないようにすることです。座敷に上がるときは、素足ではなく、必ずストッキングやソックスを履いてくださいね。

食事に関するマナーとして特筆したいのが、箸の使い方に関することです。

箸の使い方が下手だと、一気に下品に見えてしまいますよね。食事のマナーは、その人の印象に直結するので、特に初デートでは気をつけたいものです。

よくやりがちなのが、食べ物を刺す「刺し箸」や箸を食器の上に乗せる「渡し箸」。

丸いものや滑りやすいものだと、箸を突き刺すほうが楽なのでついついやってしまうと思いますが、本来箸は、食材を挟んで掴むものなので、正しい使い方ではありません。

箸を食器の上に置くのは、食事が終わった合図になってしまいます。食器の上においた時、箸の先から汁が垂れることも多く、テーブルを汚しかねません。

引用元：はし和文化研究所「箸使いタブー」

日本語の特徴は、敬語があることです。

実は英語には尊敬語や謙譲語などの表現がありません。目上の人に対して丁寧な言い回しをすることはあるものの、日本語の「〜です」のようなわかりやすい丁寧語というのはありません。

日本人であれば、きちんとした敬語を使いたいものです。「拝見させていただきます」のような二重敬語や、「なるほどです」などのおかしな言い回しは、相手を呆れさせてしまいます。

公共の場では静かにするというのは、当たり前のことのようですが、意外にできていないことが多いです。お酒が入ると陽気になってしまうという人は、特に注意が必要かもしれませんね。

外国では個性が尊重されるので、公共の場で大騒ぎすることも個性だとみなされ、周りもそれを容認することが多いです。しかし日本では、「空気を読んで周りに合わせる」という考え方が根強いため、周りに迷惑をかけないよう、静かにするのがマナーです。

ですから、公共の場でいちゃつくこともNGです。付き合いたてだと嬉しくてベタベタしてしまいがちですが、そんなことをしていると「常識のない女」だと思われて距離を置かれてしまうかもしれませんよ。

脱いだ靴は、揃えるのが最低限のマナーですが、揃えやすくするために後ろ向きで座敷に上がっていませんか。実はこれは、マナー違反です。

後ろ向きで靴を脱ぐのは、迎えてくれた主人にお尻を向けて上がるということです。

靴を脱ぐときは正面を向いたまま脱ぎ、揃えるときに靴の先を外の方向にするのが正しい方法です。

さらに揃えたあとは、できるだけ端に寄せます。この時、下駄箱のある方が下座となるので、下座である下駄箱の側に寄せることがベター。

ただし、下駄箱の上に写真や花などが飾られている場合は下駄箱が上座になるので、下駄箱とは反対側に寄せておくようにしましょう。

日本人として正しいマナーが身についていないと、せっかくいい出会いがあっても相手に幻滅されてしまい、恋が実らないかもしれません。

マナーがきちんとしている人は、なにかにつけて所作に内面の美しさが溢れ、上品に見えます。男性は、女性の外見だけを見ているのではなく、内面も見ています。そして、恋愛をするのなら、マナーがきちんとした大人の女性がいいという人が大半です。

日本人として正しいマナーが身についていると、それが魅力になるので、ぜひ日頃の自分の振る舞いを振り返ってみてくださいね。

Written by さあや