【熱中症対策】ひんやり冷たい「アイススラリー」で暑さを乗り切ろう！お家でできる作り方ご紹介

新しい熱中症対策ともいわれる、アイススラリー。TVのニュース番組『スーパーJチャンネル』で紹介されたことなどから注目され、「売り切れで買えない！」という現象が続出しているんですよ。そんなアイススラリー、実は家庭で作れるという情報をキャッチ。アイススラリーについて、注目の理由や作り方を調べてみました！

アイススラリーは深部体温を冷やせる、大注目のドリンク

「ice（氷）」と「Slurry （どろっとしたもの）」という2つの英単語からなる「アイススラリー」。細かい氷の粒が液体に混ざった、シャーベット状ドリンクのことです。

2018年に大塚製薬「ポカリスエット」シリーズから発売開始されたほか、2021年には大正製薬「リポビタン for  Sports」シリーズからも登場しています。

市販のアイススラリーは冷凍後に少し揉むと、スルスル～と簡単に押し出せました。この「流動性」の高さが魅力です！

国立スポーツ科学センターの『暑熱対策ガイドブック』によると、流動性が高く、氷が水に溶けるとき、体内の熱をたくさん吸収するから、「深部体温」を冷やす効果が高いのだとか。

「深部体温」とは、臓器など体の中の体温のこと。深部体温を冷やすことは熱中症対策の一つと言われているんです。

とりわけ、活動前に深部体温を冷やすプレクーリングには、アイススラリーがぴったりな様子。

大塚製薬さんの公式サイトによると、プレクーリングにアイススラリーを飲むと、深部体温を下げ、その後の体温上昇を抑えることもできるそうです。

この猛暑に、アイススラリーは大活躍しそうですね！

しかし、入手困難？！アイススラリーはどこで買える？

コンビニ、スーパー、ドラッグストア、大手通販サイトなどでも買えるアイススラリーですが、探したところ…、これが全然売っていない！！

そもそも人気なのと、テレビの影響とが相まってか（！？）、品切れ続出…。

賞味期限は、大塚製薬さんのもので1年、大正製薬さんのもので2年と長く、常温で保存できるので、スーパーやドラッグストアなどで見つけたら即買ってストックするのがいいかも。

おうちでも簡単に作れます♪簡易アイススラリーの作り方

「アイススラリーが買えない！」と困ったときには、家庭で作ってみてはいかがでしょうか。今回は、ニュース番組『スーパーJチャンネル』で紹介された方法を試してみましたよ♪

【材料(240ml分)】

・スポーツドリンク…240ml
※必要な道具／ミキサー、製氷皿、計量カップ

【作り方】

まず、スポーツドリンクを約6割だけ（240mlなら140mlくらい）、製氷皿に入れて冷凍します。

カチコチに凍ったら、ミキサーに残り4割のスポーツドリンクと一緒に入れます。

攪拌して、シャーベット状になったら完成！ 魔法瓶に入れて、持ち歩けますよ。※魔法瓶はスポーツドリンク対応のものをご使用くださいね。

飲んでみると、ひんや～りシャリシャリ。口どけも良く、喉を気持ちよく抜けていきます！

市販のパウチタイプのアイススラリーのように押し出して飲むことはできないのが難点ですが、魔法瓶の蓋を外してコップ風にして飲めば大丈夫です♪

体の中までひんやり、おいしく飲めて熱中症対策にもなるとは！ 「アイススラリー、最高！」とかなり気に入りました。品切れが多いので、おうちでも作って、市販品の予約販売を利用するのもいいかも。

日頃の熱中症対策にアイススラリーも上手に取り入れて、この夏を元気に乗り切っていきましょう！

写真・文／北浦芙三子