【真夏の終わりが見えてきた？】北海道の週間天気予報　16日から/気象予報士執筆

北海道のあす16日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

早速、最新の台風情報です。強い勢力の台風7号は南海上にあり、風速25メートル以上の暴風域を伴って北上しています。
今後も発達しながら北上を続け、あす16日午後、関東地方に接近します。

土曜日の午後には進路を東に変えます。北海道に近づく可能性は低いですが、土曜日をピークに太平洋側でうねりを伴う高波に注意が必要です。

千歳は晴れていますが、すでに関東地方では、あす16日に多くの便で飛行機の欠航が決まっています。
今後も最新情報をご確認ください。

北海道では週末にかけて天気が荒れることはなさそうです。

では、あす16日のの天気と気温です。
日本海側で日が差す他は曇り空でしょう。最低気温は今朝とほぼ同じです。最高気温はオホーツク海側や稚内は20度くらいですが、日本海側は30度近くの暑さが続きます。

では、あす16日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や江差は晴れ間が出て、29度まで気温が上がります。紫外線と暑さ対策が必要です。

函館や室蘭、苫小牧は雲が広がり、蒸し暑くなりそうです。

道北・空知です。広く晴れますが、午後は山沿いの一部でにわか雨がありそうです。
稚内は9月並みの涼しさですが、その他は真夏の暑さが続きます。

道東・オホーツク海側です。
あす16日も低くどんよりとした雲に覆われます。夜は広尾周辺で雨が降るでしょう。オホーツク海側の海岸部では日中でも半袖ではヒンヤリしそうです。

「もう夏が終わっちゃうの！？」と思われるかもしれませんが、夏というよりは「真夏」の終わりが見えてきました。

ルンルンのナツさんの背後から、秋を擬人化したアキさんが顔を出しています。台風が熱帯の熱い空気も連れ去るため、少ししのぎやすくなりそうです。

今後の札幌の予想気温を見ると、平年並みか高めではありますが、30度以上の真夏日は少なくなります。
朝晩は来週は20度くらい。
これまで25度を下回らない熱帯夜と話題になっていましたが、お盆を過ぎると朝晩は涼しくなりそうですよ。

では、このまま秋へとどんどん進んでいく…かというと極端な暑さが落ち着くというだけ。
この先も気温は平年より高めです。

9月前半にかけても25度以上の夏日が多くなりそうです。

15日午後5時ごろの旭川の様子です。旭川では今週割合晴れて、厳しい暑さが続きました。来週は少し暑さ落ち着きそうです。

では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
曇る日が多いですが、日曜日は広く晴れる見込みです。
来週になると最低気温は20度を下回り、最高気温も25度くらいのところが多くなります。

太平洋側です。土曜日は台風の北側の雨雲がかかりますが、大雨になることはないでしょう。
日曜と月曜は晴れてカラッとした暑さに。その後は暑さトーンダウンしそうです。

では、あす16日の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！
あすもまずまずのお出かけ日和。夏休み期間、夏のイベントや盆踊りも雨の心配はなさそうです。

ただ、蒸し暑いので、こまめに水を飲んで、熱中症には注意しましょう。

▼児玉さん

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※15日（木）午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部あい