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お茶を飲むとカロリー記録アプリがバグる?開発者も困惑したの謎のエラー報告と意外な原因に注目

  • 2024.8.16
お茶を飲んだ時だけカロリーが推定できない? 出典:Togetterオリジナル

「カロリAI」というカロリー計測アプリで発生した不可解な不具合と、それをめぐる開発者の投稿がX(Twitter)で注目を集めている。

不具合とは、「お茶を飲んだ時のみ推定が失敗する」というもの。

カロリAIはiOS向けのアプリで、食事の写真からAIが自動でカロリーや栄養バランスを推定して記録してくれる仕組みだ。お茶を飲んだ時、とはつまり記録用の写真の中にお茶が含まれているケースのことを指していると思われる。

原因は小学校で習う「あのルール」

開発者の新野ユキ(@yuki_arano)さんが、8月14日にXで複数のカロリAIユーザーから同様のエラー報告が届いていることと、その原因を調査中であることを報告した。

新野さんは

フィードバック読んでてほんとか..?ってなったけど複数件別の人から来ているのでおそらく本当...何が起きているんだ…?
出典:Togetterオリジナル

と原因に首を傾げている様子。さらに、自身でも試してみたところエラーを再現できたようで

え?なに???怖い???
出典:Togetterオリジナル

と動揺するコメントを残している。

しかし、この不可解な現象の原因、約30分後にあっさり判明する。

わかったあああああああああああああああ!!! お茶のカロリーが0なので、0除算が発生していました!
出典:Togetterオリジナル

お茶のカロリーが0ということで、計測上の割り算ができないというエラーが出て、正しく計算されていなかったようだ。

「割り算で、0で割ることはできない」

とは小学校の算数で習うポイント。「お茶を飲んだら計測できない」と聞くとやや怪奇現象感があるが、原因が分かってしまえば「なるほど!それでか!」となる話だ。

一連の流れを見たXユーザーからは「つまりお茶はすべてのカロリーを理論上消し飛ばすのか」「新しい0カロリー理論が誕生してしまったか」と冗談交じりの反応が相次ぐこととなった。

こちらの不具合はただちに修正されたようで、新野さんは翌日には写真にお茶が映った状態のアプリの記録のスクリーンショットともに「お茶があっても大丈夫!」と投稿している。

Xでは、今回のように「一見因果関係が見えないけどちゃんと理由があった」系のネタが拡散されやすい。

例えば、「中国人の従業員Aさんがお茶を淹れると会社のネットが繋がらなくなった」という話がある。

ある会社で、「Aさんがお茶を淹れた時だけ社内のネットが繋がらない端末が出てきてしまう」という謎現象が起きた。
→Aさんの出社後の行動を元に原因を探ると、Aさんがお湯を入れた水筒を、机の端の「なぜか温かい部分」に置いていることがわかった。
→実は「なぜか温かい部分」の裏側には「ハブ」が設置されており、水筒に入ったお湯の熱が逆にハブに伝わることでハブが熱暴走し、ネットの動作に影響が出ていた。
出典:Togetterオリジナル

というオチだ。

一見不可解に見える現象の原因が、蓋をあけてみればなんてことはないポイントにあった、という構図の話は案外我々の身近でもたくさんあるのかもしれない。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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