【清流おすすめ11選】 涼を感じるスポットへ出かけよう

北海道

大滝ナイアガラの滝

北海道の札幌市と函館市の中間に位置する伊達市の絶景ポイント。滝は長流川の中流域にあり、高さ約3メートル、幅約80メートルにもおよびます。

昔の海底火山から噴出された「緑色凝灰岩（りょくしょくぎょうかいがん）」によって形成され、滝に日光があたると川底が薄緑色に輝きます。大滝ノルディックウォーキングコース・大滝歩くスキーコースから見ることができます。

東北地方

青森県・奥入瀬渓流（おいらせけいりゅう）

ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた観光名所。約14キロメートル続く渓流はどこを歩いても絶景の連続！バスや車でビュースポットを巡るほか、徒歩やレンタサイクルでの散策もおすすめです。

入口に位置する奥入瀬渓流館では、自然情報の展示やミュージアムショップ、青森りんご専門店「あら、りんご。」カフェなどがあり、散策前に立ち寄りたいスポットです。

秋田県・岨谷峡・岩見峡（そうやきょう・いわみきょう）

岨谷峡は岩見川上流にある渓谷で、約300メートルに渡って続く巨岩絶壁は圧巻です。紅葉の名所としても知られ、春から秋にかけてはハイキングや渓流釣りを楽しむ人たちでにぎわいます。

岩見峡は岨谷峡のさらに奥地の大又川沿いにあります。江戸時代、佐竹の殿様が落馬したとされる「殿渕（とのぶち）」や、3段に分かれ優雅に落ちる「伏伸の滝（ふのしのたき）」、自然によって船形に成型された「舟作（ふなさく）」などの絶景ポイントがあります。

関東・中部地方

岐阜県・長良川

日本三大清流のひとつ。長良橋から上流へ1.3キロメートルの川沿いの道は遊歩道として整備され、長良川や金華山を見ながら散策できます。およそ1300年の歴史をもつ鵜飼が行われる場所でもあり、鵜飼の開催期間中はライトアップされた岐阜城を背景に、間近で鵜飼を見ることができます。

静岡県・柿田川

日本三大清流のひとつ。柿田川に隣接した柿田川公園内の第一・第二展望台からは、青く透き通った美しい水が湧き出る「湧き間」を見ることができ、湧水広場では実際に足を入れて湧き水の冷たさを体験できます。また、柿田川を眺めながら散策できる遊歩道も整備されています。

関西地方

三重県・銚子川（ちょうしがわ）

紀北町にある全長約17キロメートルの川で、青色がかった透明色の水は「銚子川ブルー」と呼ばれています。支流にある「魚飛渓(うおとびけい)」は、さまざまな奇岩巨岩が転がっている人気の川遊びスポット。アユやアマゴが飛び交うことから「魚飛渓」と名づけられ、澄んだ水は岩の上から見ても川底と泳ぐ魚が見えるほど。川沿いにはキャンプやカヌーを楽しめるスポットもあります。

奈良県・みたらい渓谷

近畿地方随一の美しさと称えられるみたらい渓谷には大小さまざまな滝があり、ダイナミックな渓谷やエメラルドグリーンに輝く渓流は圧巻です。川沿いに約8キロメートルの遊歩道が整備されており、洞川（どろがわ）温泉と結ばれています。途中にあるつり橋は滝を見下ろせる絶景ポイント。みたらい渓谷で汗を流したら、洞川温泉で入浴してゆったりと疲れを癒やすのもおすすめです。

中国・四国地方

高知県・仁淀川（によどがわ）

高知県のほぼ中心を流れる仁淀川は、青色がかった透明色の川の美しさが「仁淀ブルー」と呼ばれています。仁淀ブルーを体感できる三大スポットは、大蛇伝説のある「にこ淵」、透明度が抜群の「安居渓谷」、ダイナミックな景観の「中津渓谷」で、いずれも近くに駐車場があります。

また、クリスタルカヤックやSUP、カヌー、屋形船などのアクティビティを体験できるところもあります。

愛媛県・滑床渓谷（なめとこけいこく）

足摺宇和海（あしずりうわかい）国立公園の一角で、渓谷美と野生ザルで知られている観光名所です。渓谷全体の岩盤が清流で洗い清められ、柔らかな滑らかさを持っているのが特徴。広大な岩肌を清流がとめどなく流れる光景は圧巻です。高さ80メートルの滑らかな岩肌を清流が流れ落ちる「雪輪の滝（ゆきわのたき）」は、日本の滝100選に選ばれています。

九州地方

鹿児島県・雄川の滝（おがわのたき）

大河ドラマ「西郷どん」や映画「キングダム」のロケ地にも使用された人気の観光地です。雄川上流にあり、エメラルドグリーンの滝つぼは息をのむほどの神秘的な美しさ。駐車場から滝つぼまでは約1200メートルの遊歩道があり、四季折々の風景を楽しめます。遊歩道にはほどよい勾配があるので動きやすい服装がおすすめです。

大分県・藤河内渓谷（ふじかわちけいこく）

巨大な花崗岩（かこうがん）の一枚岩が削られてできた渓谷で、落差77メートルの「観音滝」を起点に約8キロメートル続きます。いたるところに花崗岩の甌穴群（おうけつぐん）があり、美しい景観を楽しめます。

毎年5月から9月まで、岩肌を滑り降りる天然のウォータースライダーや川面に飛び込む滝つぼダイブなどができるキャニオニングツアーが開催されています。

（まとめ）
涼を感じられる渓谷・渓流は非日常を体験したいときにもぴったり。のんびり過ごして疲れを取るもよし、アクティブにアウトドアを満喫するもよし。清流スポットで夏のひとときを楽しんでみませんか。

構成・文／大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力／PIXTA
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