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パリ五輪銀の韓国女子選手、テレビ番組で日本国籍放棄の理由を再告白…決勝“反則負け”は「残念」

  • 2024.8.15

日本で生まれ育ち、柔道女子韓国代表としてパリ五輪銀メダルを獲得したホ・ミミ(許海実/21)が、日本国籍を放棄した理由をテレビ番組で明かした。

韓国で8月14日に放送されたtvNバラエティ番組『You Quiz on the Block』には、パリ五輪・柔道混合団体で金メダルを獲得した柔道韓国代表のホ・ミミ、キム・ハユン(24)、アン・バウル(30)、キム・ジス(23)、イ・ジュンファン(22)、キム・ミンジョン(23)が出演した。

ホ・ミミはパリ五輪で柔道女子57kg級に出場。決勝ではカナダの出口クリスタ(28)に反則負けで敗れ、惜しくも銀メダルに終わったが、在日コリアンの女子選手として初の五輪メダリストに輝く快挙を成し遂げた。

そんな彼女は、自身の銀メダル獲得を振り返り、「自分が偽装攻撃をしたとは知らなかったが、指導を受けてとても残念だった。それでも仕方がない」と淡々と語った。

「韓国代表としての試合出場が幸せで光栄」

韓国人の父親と日本人の母親を持ち、東京で生まれ育った在日3世のホ・ミミは、昨年12月に日本国籍を放棄して韓国国籍を選択した。日本で生まれ、帝京高校から名門・早稲田大学に入学したが、韓国代表として戦うことを決断したのだ。

また、ホ・ミミは独立運動家ホ・ソク(1857~1920)の子孫でもある。

「国籍を選ぶ過程で、祖母の言葉が影響を及ぼした」というホ・ミミは、「(祖母が)韓国(代表)で五輪に出てほしいとおっしゃった。祖母の遺言で韓国に来たが、韓国代表として試合に出ることが幸せで、とても光栄に思っている」と、韓国代表を選んだ理由を明かした。

ホ・ミミが所属する慶北(キョンブク)体育会のキム・ジョンフン監督は、「(ホ・ミミが)最初に韓国に来たとき、一人で孤独に練習する姿が心を痛めた」と、彼女の来韓当時を回想。

続けて、「韓国に遠い親戚でもいれば適応に役立つと思い、本籍地を探してみたところ、ホ・ソク先生の子孫である可能性がわかった。慶尚北道庁や国家報勲処に足を運んだ結果、直系子孫である点を発見した」とし、「独立運動家のホ・ソク先生が(ホ・ミミの)高祖父の父親であることを確認した。ホ・ミミにそのことを伝えたら、とても驚きながら喜んでいた」と振り返った。

ホ・ミミ
(写真=『You Quiz on the Block』放送画面キャプチャー)ホ・ミミ

ホ・ミミ本人も、自身が独立運動家の子孫であることに「最初はとても驚いた」とし、「そのときから試合に出るたびに緊張し、“もっと頑張らなきゃ”という考えも浮かんだ。“柔道を本当に頑張らなければならない”と誓った。練習時に韓国国旗のついた柔道着を着たことで力が出た」と語った。

パリ五輪を終えて韓国に帰国後、ホ・ソクの墓碑を訪れたというホ・ミミ。4年後の2028年ロサンゼルス五輪に向けて、「次は金メダルを持ってくると伝えた」と、並々ならぬ決意を明かしていた。

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