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今の子どもたちには《退屈》がない!? 暇があればゲームにスマホ…子育てにおける“暇”の重要性”とは

  • 2024.8.15

「暇」こそが子どもを成長させる?

子どもの成長に「暇」は必要?
子どもの成長に「暇」は必要?

子どもが退屈そうに過ごしていると罪悪感を感じてしまう…… そんな保護者は多いのではないでしょうか。しかし一方で、ゲームやYouTubeなど子どもの興味を惹(ひ)かれるものが多い令和の世の中で、子どもに「暇」を与えることは意外に難しいもの。ネット上では、最近の子どもは「暇」を知らないと話題になっていました。

2024年7月、話題の発端となった投稿は、孫を溺愛してかわいがっていているという投稿者の父親からの一言。

「この子は退屈を知らないね。暇で暇でしょうがなくなって自分で遊びを捻り出す経験がない。何かを探す前に親が楽しいことを用意してしまっているから」

この父親からの指摘が、「その通り」だと刺さりまくったという投稿主さん。「父も母も、子どものころ暇でしょうがなくなって勉強、文学、音楽、絵画に打ち込んだ人たちなのでグハァとなった」とのこと。自身の子どもの頃を思い出したところ「暇を持て余して背伸びした内容の絵本を読むようになって、小中高と本や漫画に耽って今がある(私の今がいいかどうかはさて置き)」と続けます。子育ての「暇」の重要性に気づいた投稿主さんは、「空白…余裕をもった空白を意識して設けなければ…」と気付きを吐露します。

その投稿に対し、「グサッ……!」「ウワーー(ワカル)」「鋭い指摘」と共感の声が殺到しました。

昔の子は“暇”から遊びを生み出した

投稿を見た人からは、「暇だから自分で遊びを考えたり、何かに打ち込んだりしてたよね」と振り返る声が多く寄せられていました。

「自分の頃は一枚の新聞紙で剣もカブトも紙飛行機も何でも作ってた」「テレビもゲーム禁止だったから、暇で暇でしょうがなくて漢和辞典を読んで意味込みでかっこいい名前を考える、という遊びに耽っていた」「夫は幼少期に自営業の義祖母に預けられるも相手にされず暇で暇でひたすら粘土をこねるかチラシの裏に絵を描いていたらしくそのせいか手先がとんでもなく器用」「スマホがない時代の子だから祖母の家の1巻しかない漫画ループするか暖房の前でモネの画集見ながらクルクル回るかを一生してた年取ってもひとり遊びが異様に上手い」

このように、スマホやYouTubeなどがない世代にとって、暇な時間は多くありました。親にとっては「子どもを退屈させている」と罪悪感を抱くかもしれませが、「暇な時間こそ子どもが成長できる」と考える人もいるようです。

親の立場からも「確かに今の子育ては暇を排除してる」といった共感の声は多く、「良くも悪くも子どもファーストで、まるで親が子どもを接待してるみたい」「子どもが楽しみ続けるっていうのは一見良いことに見えるけど、確かに自主性を奪っている気がする」「最初から100を用意してあげるのも面白くないのかも」という意見も見られます。

ゲームにスマホ…どうやって暇を作る?

一方で「暇になるって地味に難易度高い」という現実を指摘する声も寄せられていました。「今の子って隙があればYouTube、SNSを見だすし、なかなか暇を与えるのは難しい」「コンテンツが溢れている世の中では、親の接し方に関わらずそもそも暇が生まれにくいよね」と現実を指摘する声も。

「暇」を与えるためにSNSやゲームを禁止することで、子どもが友達との話題についていけないという心配もあります。そもそも、「『スマホがない時代って何してたっけ…』と時間の使い方を忘れてる人は多い」という声があるように、子どもだけでなく大人でも暇を作ることは難しい時代になっているのではないでしょうか。

みなさんは子どもに「暇」をどのように与えれば良いと考えますか?

(LASISA編集部)

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