なのかさんが高校生だったころ、お父さんのW不倫が発覚。世間体を気にするお母さんは離婚を望まず、「誠意を見せる」と約束した父と夫婦を続けていました。それなのにお父さんはひっそりと関係を保ち、不倫相手が病気で亡くなると、また他の相手との不倫を始めたよう……。お母さんはストレスで体調を崩し、入院してしまいました。
お母さんが入院して留守なのをいいことに、お父さんはまさかの朝帰り!見かねた妹に責められると、あろうことかお父さんは逆ギレして妹にビンタをしてしまいます。
荒れ果てた家族を見たなのかさんは話し合おうとしますが、お父さんは「父さんの勝手! もう放っておいてくれ」と反論。なのかさんは「自分の知っている父はもういない」と感じ、お父さんを放っておくことにしました。
父の迎えた最期とは…
※誤:家計 正:家系
一番身近な家族にこの世から消えることを望まれ、不倫相手からは金ヅルとして扱われていた父。本当に幸せな人生だったのでしょうか……。お父さんの不倫から、なのかさんはたくさんのことを学んだのでした。
何らかの事情があったり当人たちは幸せだったりしても、不倫によって誰かが犠牲になっています。また、不倫によって、当人以外の家族の関係も崩れてしまうこともあるのです。
なのかさんが願うように、不倫によって不幸になる人がいなくなることを願います。
著者:マンガ家・イラストレーター 虹野 葵
ベビーカレンダー編集部