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【もう少し考えていれば】息子のためと再婚を焦った結果 →「しなきゃよかった、、、」と後悔した話

  • 2024.8.15

男の子を育てていると、父親の存在って大きく感じることはありませんか? 筆者の友人・Nはシングルマザーでしたが、息子にとって父親が必要なのではないかと悩んでいました。そんなNが再婚後に後悔した現実とはいったい何だったのでしょうか? Nから話を聞きました。

画像: 【もう少し考えていれば】息子のためと再婚を焦った結果 →「しなきゃよかった、、、」と後悔した話

条件

私は息子が1歳のときに、元夫の散財が原因で離婚。
その後はシングルマザーとして頑張っていたのですが、息子が大きくなるにつれて父親の不在を痛感するような出来事が増えてきました。

公園で遊んでいるお父さんと子どもを見た息子から「僕にはどうしてお父さんがいないの?」と聞かれたときに、私は少なからずショックを受けてしまい、それから再婚を考えるようになったのです。
ただし、再婚の絶対条件は息子を可愛がってくれる人。
なかなか他人の子供を可愛がってくれる人はいないだろうな、と半分あきらめていました。

一緒に

しかし、息子が小学校3年生になった頃、仕事関係で出会った現在の夫に付き合ってほしいと言われました。
息子のことを黙っているわけにはいかないので、私は離婚のことや息子の存在を打ち明けました。

すると「じゃあ、みんなで一緒に遊びに行けばいいんじゃない?」とあっけらかんと一言。
それからお付き合いしたのですが、2人きりのデートはゼロ。
常に「息子も一緒に」と言ってくれる優しさに魅かれ、息子も懐いていたことから再婚を決意したのです。

反抗期

夫は初婚でしたが、最初のうちは一生懸命息子のお父さんになろうと努力してくれました。
慣れない学校行事や習い事などにも協力的で、再婚して良かったと思っていたのですが……。

息子が中学校に上がると、もれなく反抗期がやってきました。
私とも口をきかなくなり、家にいても部屋にこもりっきり。

すると、息子の態度に比例するように、夫の態度も変わってきてしまったのです。

放任

中学生のときの反抗期をきっかけに、2人の関係はどんどん悪化していきました。
挨拶をする程度で、話をすることはほとんどなく、私が間に入って取り持つような状態。
高校進学・大学進学時も私には相談していましたが、夫には事後報告。

そんな息子の態度に夫も「好きにすればいい」「俺は知らない」と放任するようになっていきました。

結婚

息子が25歳のとき、結婚をすることが決まりました。
相手の女性を紹介してくれたときも、夫は黙ったまま。
結婚式も、初孫の誕生も、喜んでいるのは私だけで、夫は無関心。

私も夫の状態にイライラすることが増えて、息子のことで喧嘩をする回数が増えていきました。

後悔

夫は私に対してはごく普通の態度なのですが、息子に対してはまるで他人のように接します。
息子も「育ててくれたことは感謝しているけど、あんな態度取られたら何も言えないよね」と言い、最低限のお付き合いしかしようとしません。

息子に父親を……と私は焦っていたのでしょうか?
反抗期にどう接していいのかわからなかったことがきっかけだったのかもしれませんが、しっかり見極めたつもりの再婚も、今となっては息子の成長に悪影響になったのではないかと後悔する日々が続いています。

【体験者:50代女性・自営業、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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