オランダのアレクシア王女が、今秋からUCL ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンに留学する。オランダ王室は8月8日(現地時間)、「オランダのアレクシア王女が9月末にUCL ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン工学部科学・技術・工学・公共政策学科に入学します」と声明を発表。王室では王女の大学在学期間を「プライベートとみなす」としている。ウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃の次女である19歳のアレクシア王女は、長女のカタリナ=アマリア王女に次いで王位継承順位第2位。続く第3位が、三女のアリアーネ王女だ。
2023年夏、各国の王族が通うことで知られるイギリス・ウェールズにあるUWCアトランティック・カレッジを卒業した王女は、大学入学前に社会経験を積むギャップイヤーを取得したが、大学選びに悩んでいたと伝えられている。姉アマリア王女はアムステルダム大学に進学したものの、彼女の暮らす学生寮に安全上の問題が生じ、スペインに一時避難して同国から授業を受けた。
アレクシア王女はギャップイヤーの1年で、初めての単独公務を行うなど、王室メンバーとしての経験を積んだ。2023年9月には、ロッテンダムにてホッパー浚渫船ヴォックス・アレクシア号の命名式に出席したほか、ハーグで行われた議会の開会式に両親や姉とともに出席。18歳の誕生日を迎えた同年6月に授与されたオランダ獅子勲章をお披露目していた。
Text: Tae Terai