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「本物の野菜を食べさせんからじゃ」アレルギーに無知な親戚 → 翌日、起きた悲劇とは──!?

  • 2024.8.14

夏休みに入り子どもを「預けたり・預かったり」することが増えるこの時期。特に注意したいのが、子どものアレルギー。気付かずに、アレルギー物質に触れてしまい命の危険にさらしてしまうなんて事態は絶対に避けたいですよね。今回は、筆者のママ友でアレルギーっ子の母親Y子がそんなヒヤッとする話を教えてくれました。

画像: 「本物の野菜を食べさせんからじゃ」アレルギーに無知な親戚 → 翌日、起きた悲劇とは──!?

食物アレルギーを持つ姉妹

Y子の娘たちが、3歳と5歳のときです。

2人には食物アレルギーがあり、日ごろから口にするものにはかなり気を遣っていました。

ちなみに、次女は軽度の卵アレルギー。

長女は花粉症を発症して以降、トマトやいちごなどの野菜と果物でも同じようなアレルギー症状が出るようになりました。

アレルギーに無知な親戚

昨年の夏休み、Y子は子どもたちを連れ田舎の実家に帰省。

そのとき、近所に住む親戚の70代後半の男性K男が遊びにきていました。

K男も含め、食事を楽しんでいたときです。

Y子が子どもたちの食物アレルギーの話をすると、K男から「そりゃ本物の野菜を食べさせんからじゃ。スーパーの野菜じゃ子どもの舌は育たん」と、アレルギーをただの好き嫌いだと見当違いなことを言われました。

Y子は『K男おじさんは昔の人だから、アレルギーとかよく分かんないのかな?』と思い、適当に話を流してしまいました。

娘の手にトマトが……誰が食べさせたの!?

翌日、近所に住む小学生たちが姉妹を遊びに誘ってくれました。

Y子は娘たちを小学生たちの家に送り、その後は夕飯の支度のために実家に戻りました。

そして1時間後、迎えに行くと……。

なんと、玄関前でトマトを持っている長女を発見!

急いで駆け寄ると、長女はつらそうな顔で「ママ、口痛い」と訴えたのです。

近くにいた小学生たちに「誰がトマトくれたの?」と尋ねると「さっき、K男おじちゃんが持ってきて私に食べさせたの」と教えてくれました。

なんと、K男が自分の畑で収穫した野菜をY子の娘たちに食べさせていたのです。

Y子はその瞬間『アレルギーのことしっかり説明しておけばよかった』と後悔しました。

子どもの命を守るためには、リスク管理が大切!

その後、急いで自宅に娘たちを連れて帰り、40分かけて長女を市内の病院まで連れて行ったのでした。

特にアレルギーを持つ子どもを預ける時は、どんな些細なことでも預け先の人に注意してほしいことや、アレルギーを起こした時の対応方法などをきちんと説明しておきましょう。

今回は、親戚による古い価値観や無知が悲劇を引き起こしました。

良かれと思ってしてくれたのかもしれませんが、自分の子どもを守るためにはしっかり気を配り、周りの人に理解を求めるように努力することが大切ですね。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2022年10月】

※食物アレルギーは命に関わる恐れもある生理現象です。重大なこととして認識し、接してください。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。

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