孫にあせもができても「夏は暑いのが当たり前」エアコンを禁止する姑に → 救世主から『鶴の一声』が！

年々厳しくなる夏の暑さ。エアコンが使えないなんて考えただけでも溶けそうですよね！ 今回は、A子から聞いた子どもが生まれて初めての夏に、姑の古い考え方に囚われてしまい、トラブルに陥ってしまったお話です。

A子の姑とエアコンの問題

A子の姑は、「私が息子を育てたころにはエアコンなんてなかった。夏は暑いのが当たり前だ」と誇らしげに言い、自宅でもエアコンを使わないと言い張っていました。

「エアコンが利いた部屋でずっと過ごしてたら、ひ弱な子どもになる！」と姑が断言することもあり、A子は娘が第1子だったこともあってその言葉を信じるほかありませんでした。

あいにく姑は同じ敷地に住んでいるため、A子の家でもエアコンが使われていないか頻繁にチェックしに来るのです。

娘のあせもとA子の悩み

A子の娘が生後7ヶ月を迎えた夏、厳しい暑さが続きました。A子は日中の暑い日には児童館やショッピングセンターで涼んでいましたが、夕食の時間が近づくと自宅に戻らなければなりません。

夕方とはいえ暑さが緩むこともなく、家中の窓を開けて、扇風機を回したり、冷やしタオルを首に巻いたりといろいろと暑さ対策をしましたが、それにも限界が──。

娘もA子も汗だくで家の中で過ごすことになり、その結果、娘の体全体に大量のあせもができてしまいました。A子は皮膚科を受診し、先生に相談しました。

「無理は禁物！！」医者の指示と姑の反応

皮膚科の先生は、「無理は禁物ですよ！！ 娘さんのためにも適度にエアコンを使って、室内の温度調節をしてあげてください。お義母さんにも、今は熱中症の危険性が高いので、我慢せずに使うように伝えてください」とアドバイスをくれました。

A子はそのまま姑に伝えると、意外にも「お医者さんの指示なら仕方ないね」とエアコンの使用を許可してくれました。しばらくすると、娘のあせもはすっかり治り、すべすべの肌に戻りました。

適度にエアコンを使うことの大切さ

確かにエアコンの使いすぎはよくないかもしれませんが、今と昔では気温も大きく違います。エアコンを適度に使わなければ、あせもどころか熱中症になり命の危険も──。姑は夏でもエアコンを使わない人でしたが、医師の助言には素直に従ってくれたようで一安心。

昔のやり方に囚われず、今の状況にあった対応が必要だと痛感したA子でした。

娘さんの健康を守るためにもエアコンは適度に使って元気に夏を過ごせるといいですね。

【体験者：40代・女性主婦、回答時期：2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。