娘の決意に母は激怒。何が正解なのかわからない…｜娘の彼氏を認めない

このお話は、高校1年生のサオリが予期せず妊娠し、親の思いや性行為の責任の重さを考えながら結論を出すお話です。妊娠を告白し退学を申し出た帰り道、母に本心を打ち明けるサオリ。両親へ今以上の迷惑をかけないための決断だったようですが、サオリの予想に反し、母は激怒してしまいました。正解が何一つわからないまま、無情にも手術の日は迫ってきます。もっち(@mocchi_kakei)さんによる『娘の彼氏を認めない』第49話をごらんください。※この連載には妊娠中絶にまつわる表現が含まれます

サオリの思いを聞き、激怒した母ですが、心配しているからこその怒りにも感じられます。お互い大切に思い合っているはずなのに、言葉が足りていないことで、気持ちがすれ違ってしまっているのかもしれません。

手術日が迫る中、最後まで責任を果たすことのなかったユウキ親子。何事もなかったかのように日常に戻るユウキの神経は、理解に苦しみますね…。

望まない妊娠をしないために、正しい性の知識が大切

高校1年生の夏休み明け、同学年のユウキと付き合い始めたサオリ。ユウキを良く思わない母へのいら立ちから、母との衝突が増えていたサオリですが、生理が2か月遅れていることに気がつきます。妊娠検査薬を使ってみると、結果は陽性でした。

産むか産まないかを両家で話し合いますが、無責任な発言を繰り返すユウキ親子。妊娠騒動から時がたつにつれて、サオリは自分がしたことの過ちや責任の重さ、愛情ゆえの親の厳しさに気づくことができました。

未成年での妊娠は、手放しに喜べない場合があります。心身への負担も大きく、人生への影響もとても大きいものです。赤ちゃんが欲しい状況でない性行為は、避妊しなければなりません。10代のカップルも、パートナーときちんと話し合っておく必要がありますね。

また、望まない妊娠をしない・させないために、家庭での性教育も大切です。正しい性の知識を身につけられるよう、妊娠のしくみや性行為の責任について会話ができる親子関係でありたいものですね。

著者：NAKAMA