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専門家に聞いた「話が合わなくなった女友達」とのほどよい距離感の取り方

  • 2024.8.14

“触れ合い”で分泌されるオキシトシン。良いスキンシップやコミュニケーションをとるために美ST世代が気を付けることは?

美ST世代の幸せなスキンシップ&コミュニケーションを考える 〜友人の場合〜

読者実例:前川真奈美さん(47歳)&吉岡友美子さん(40歳)
「大人になってからの友人は、ベタベタするわけではないですがボディタッチをすることでより気持ちが近づく感じがします」(前川さん)。「会うとついつい嬉しくて抱きつきそうになっちゃいます」(吉岡さん)

「話が合わなくなった」と思っても、“女”というだけで共通の話題が

美ST世代の友人間のコミュニケーションの悩みとして出てくることがあるのが、結婚や子どもの有無などライフスタイルの変化によって、以前は仲が良かった友人と話が合わなくなってしまったと感じるということ。

ただそういう場合においても、お互いの違う部分にフォーカスするのではなく、相手に関心をもって話を聴くことを優先すると、案外共通点が見つかるものです。例えば“同世代の女性同士”というだけをとっても、体のことや年齢のことなど、共通の話題が自然と出てくるのではないでしょうか。(岡本さん)

互いに心地よい距離感を見つけて!

特に友人間では、人によってスキンシップの許容度が違うということも念頭に置いておく必要が。触られるのが苦手な人もいるので、互いに心地よい距離間を。

スキンシップが苦手な日本人。“一歩手前のコミュニケーション”から始めてみて!

日本は諸外国と比べると、セックスレス大国なだけでなく、スキンシップも極端に少ないお国柄。もっと言うとスキンシップ以前の言葉でのコミュニケーションも足りない国民性だ、とも。そんな日本人にとっていきなり「スキンシップを始めましょう」というのはハードルが高いと思いますので、まずは一歩手前の言語によるコミュニケーションを大切にしてみて。

どんな関係性でも共通するのが、人は自分に好意がある人に好意を抱きやすいということ。例えば、関心をもって話を聴いてあげるだけでも愛されている感覚になるのです。好かれようとするのではなく、まずは相手に関心をもつこと、自分から働きかけることを心がけましょう。コミュ力がアップするだけで幸せな人生を歩むことができますよ!

試してほしい「コミュニケーション3つの技」

①まずはアイコンタクトから
アイコンタクトには人と人を結びつける大切な役割が。「本当の笑顔は目元に出る」との研究報告があるくらい、目は重要です。目安は1回2〜3秒。話す時は50%、話を聴く時は70%程度、相手の目を見るのを意識して。

②「みかんほかん」を心がける
認める(「髪型変えた?」など)、共感する(「大変だったね」など)、褒める、感謝する、を実践してみて。4つの文字をとって「みかんほかん」と呼んでいます。具体的に言葉にすることを心がければ人間関係が劇的に変化しますよ。

③合言葉は「話聴きますよ」
人の話を聴くことは“正義”です。今は心が孤独な人が多いので、老若男女誰でも自分の話を聴いてもらえると嬉しいんです。「何を話そうか」ではなく「話聴きますよ」が大事。人の話を聴くことで縁も運もアップしますよ!

教えてくれたのは

コミュニケーション・ストラテジスト/岡本純子さん

株式会社グローコム代表取締役社長。新聞記者、PRコンサルタントなどを経て得た知識から、独自のコミュ力メソッドを確立。著書に『世界最高の雑談力』(東洋経済新報社)など。

2024年『美ST』8月号掲載
撮影/小林愛香 ヘア・メイク/コンイルミ(ROI) 取材/西岡直美、岩崎香織 再構成/Bravoworks,Inc.

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