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髪質別に解説! 美容師が教える、プール・海に入ったあとのヘアケア法

  • 2024.8.14

プールや海、川など水場で遊んだあとは、髪が思った以上に荒れてしまうことってありますよね。そこで今回は美容師の日熊大志さんに、プールや海に入ったあと、人それぞれの髪質にあったヘアケア法を教えていただきました。

全髪質に共通! 髪トラブルを防ぐ正しいすすぎ方、シャンプーの仕方

水場で遊んだあとは、なるべく早く水道水で髪を洗い流します。すすぐ際には、手指もしくは粗めの櫛を使ってとかしながらすすぎましょう。このとき、一気にとかさず毛先、髪の中間、根もとの順番で行います。そのあとに行うシャンプーは、地肌をもむように洗うことで、プールの塩素や海の塩汚れを落とせます。

軟毛さんのヘアケア

髪が細くやわらかい髪質の“軟毛さん”の場合、髪の毛がからまりやすいのが特徴です。最初に髪をすすぐときに毛先がからまりやすいため、とかすときにもムリにとかさず慎重に行い、のちのちのケアで、ほどいていきます。 シャンプーは、アミノ酸系のシャンプーを使いましょう。具体的な成分で言うと、「ココイルグルタミン酸ナトリウム」と書いてあるものを目安にしてください。 そして、軟毛さんにはトリートメントが必須! 毛先から根もとへと塗布して、髪のからまりは、このタイミングでとかして、ほどいていきます。 プールや海へ入ったあとの最後の仕上げには、ヘアオイルがベスト! 軟毛さんは、ドライヤーで乾かしたあとの仕上げにオイルを塗布するとよいです。

天然パーマさんのヘアケア

髪の毛がからまったあとに、ほどくことがむずかしいのが“天然パーマさん”。そのため、軟毛さんと同じように髪をすすぐ際にムリにとかさないように気をつけましょう。シャンプーも、軟毛さんと同じく、アミノ酸系のシャンプーでOK。 そして、天然パーマさんの場合は、トリートメントが最も重要! 軟毛さんと同じく、毛先から根もとへ塗布して、髪の毛のからまりもここでほどいていくのですが、天然パーマさんの場合は、毛髪がザラっとしている場合がほとんどです。これは、くせ毛のうねりのため、キューティクルがラフな構造になっていることが理由なので、トリートメント塗布後に、髪の毛をもんでしっかり浸透させておくことがポイントになります。 ヘアオイルも、天然パーマさんはキューティクルの間にすき間が多いため、ヘアオイルを髪の毛が半乾きの状態でつけることで、よく浸透してくれます。

剛毛さんのヘアケア

“剛毛さん”は、キューティクルが硬いため、髪同士がからまることが少ないのですが、ほかの髪質と比較すると多毛によって髪が濡れにくいことが特徴です。そのため、最初にすすぐときにも髪の内部まで水が浸透しにくく、ていねいにじっくりと濡らすことが必要。 剛毛さんはキューティクルが硬い分、ついた汚れが落ちにくいため、洗浄力が普通以上のシャンプーを使ってください。成分としては、「ラウリル硫酸ナトリウム」と表記されているものを目安に選んでみてください。 トリートメントですが、剛毛さんの場合、毛髪が極端に硬い場合があります。これは髪の芯が太く、表面のキューティクルがカチカチになっているからです。そのため、トリートメントをはじきやすいので、ゆっくりともみ込みながら塗布していくとよいですよ。剛毛さんは、ヘアオイルはしなくてOKです。

水場で遊んだ後、疲労感がマックスでヘアケアどころではないかもしれませんが、翌日以降に後悔しないために、ぜひやっておきましょうね。

取材・文/高田空人衣

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