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バカリズムのOL姿が自然でリアル、笑いと共感、ユーモアにあふれた『架空OL日記』

  • 2024.8.14
バカリズムのOL姿が自然でリアル、笑いと共感、ユーモアにあふれた『架空OL日記』
Netflix TOP10(日本/映画)5位『架空OL日記』

銀行で働く「私」の日常を描いただけなのに面白い

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週の人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回は「日本(映画)」の5位にランクインしている『架空OL日記』をピックアップ。

2006年から2009年にバカリズム(升野英知)が匿名のOLになりきって書いたブログを書籍化した「架空OL日記」が話題となり、2017年に連続ドラマ化、そして2020年に劇場版である本作が公開された。バカリズムは原作・脚本だけでなく主演も務めているが、そのユーモラスで独特な演技も大きな評判を呼んだ。

東京にある銀行のオフィスで普通のOLとして働く「私」(バカリズム)は、同じ職場で働く藤川真紀(夏帆)、五十嵐紗英(佐藤玲)、酒木法子(山田真歩)、小峰智子(臼田あさ美)と共に、日々の仕事やプライベートの悩みを共有しながら充実した毎日を送っていた。特に「私」と藤川真紀は価値観が近いため、時に激しく時に無意味な会話で不思議と盛り上がる。そんな同僚たちと協力しながら職場での小さなトラブルや変化に対応していく中で、「私」と彼女たちの日常は続いていく。

ドラマ版と映画版を見比べてみるのも楽しい

リアルでユーモラスな日常描写とキャラクターたちの生き生きとした人間関係に、見ていて思わずクスッと笑ってしまう。特に、「私」と同僚たちとの軽妙な掛け合いや職場でのちょっとしたトラブルは、まるでバカリズムが本当にOLとして働いていたのかと錯覚してしまうほど。

登場人物同士のささやかな絆や、視聴者の心理や現実を上手くついたようなドキッとしてしまう言葉、「私」の淡々とした心模様の過程が丁寧に描かれており、見終えた時にはちょっとした爽快感と温かさをもらえる。ラストに含まれたシーンも非常に面白く、バカリズムならではのユーモアが光る瞬間が満載なので、ぜひ楽しみにしてほしい。

現在、Netflixではドラマ版『架空OL日記』も配信されている。ドラマ版と映画版はシーンや登場人物など共通しているところも多、だからこそ、その中で見つける微細な違いが面白い。ぜひ両作品を見比べて欲しい。(文:A.F)

【Netflix日本Top10(映画)/7月29日~8月4日】
1位『東京リベンジャーズ2 血のハロウィーン 決戦』
2位『奈落のマイホーム』
3位『キングダム 運命の炎』
4位『ワンダーランド あなたに逢いたくて』
5位『架空OL日記』
6位『ゴールデンカムイ』
7位『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』
8位『劇場版 山崎一門 ~日本統一~』
9位『ミセス・ハリス パリへ行く』
10位『G-MEN』

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