ジェームズ・タレル × ラリックの香水瓶も。4年の歳月をかけて誕生した作品群が日本初公開

1888年、アーティストとして名高いルネ・ラリックによって設立された、最高峰のクリスタルガラスメゾンであるラリック。2022年にアルザスにあるラリックの工場が100周年が迎えたことを祝し、光の顕現を主題とする作家ジェームズ・タレルとコラボレーション作品を発表した。

今回、タレルとラリックが約4年の歳月をかけて制作に取り組んだ作品群が日本初上陸。クリスタルガラス製のパネル作品『クリスタルライト』と、2つの香水瓶『レンジライダー』『パープルセージ』が、8月29日（水）まで伊勢丹 新宿店 本館5階にて公開・販売される。

『クリスタルライト』は、2013年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で展示されたタレルのインスタレーション作品『Aten Reign』に着想を得て、グラフィカルな解釈によりパネルへと帰着させたもの。波打つような色彩は作品の背後に設置されたスクリーンにより映し出される。

さらに、ラリックの美しく独創的な香水瓶に強く惹かれたタレルは、エジプトやアジアで見られるストゥーパ（仏塔）の建築構造に着想を得た香水瓶を制作。調香師と綿密に協業し、初めて香水も手がけた。

『レンジライダー』はセージで擦った皮、ペッパーやアンバー、シトラスによって太陽が降り注ぐアメリカ西部の牧場をイメージした香り。『パープルセージ』は、フルーティーでムスキーな香調から、やがてパープルセージやマンダリン、グレープフルーツ、ルバーブに変化するそう。

ガラスの繊細な輝きと出合いに、ぜひ足を運んでみては。

ラリック × ジェームズ・タレル

会期／～8月29日（木）

会場／伊勢丹 新宿店 本館5階＝キッチンダイニング 東京都新宿区新宿3-14-1

営業時間／10:00〜20:00、会期中無休

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