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「家族が全面的にサポートしてくれるので」…義母の作り話に驚がく!<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.8.13

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。薬でも解消されない頑固な便秘が続く義母は、腹痛を訴えることもしばしば。仕事前のまる子さんに浣腸を頼む義母ですが、大惨事になっては困るからと丁重に断られてしまい、ご機嫌ナナメです。この日、たまたま学校がお休みの息子に、義母のお世話をお願いしてまる子さんは仕事に出かけますが、義母的にいろいろと気に入らないことがあったようで、帰宅後は息子からも義母からもボヤキを聞かされてしまうのでした。

最近、義母はとても怒りっぽくなりました。体調がすぐれなくて余裕がないのか、直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術のことでまる子さんたち家族と意見が食い違っていることが不満なのか……。出かけることもないので、ずっとベッドで横になりながら、まる子さんへの頼みごとを考えて過ごす義母。まる子さんは、外出に誘うこともありますが「仕方ないじゃない」を連発して拒否。無理強いもできず、八方塞がりです。

いろいろと提案してくれるケアマネさん

ケアマネさんの定期訪問の日。愚痴を交えつつ近況報告をして、義母以外は皆、手術に前向きだと伝えました。

ケアマネさんも意見は同じということで、早速義母のもとへ話をしに行ってくれたのですが……。

どこで解釈を間違ったのか、義母がまったく身に覚えのないことを言いだしました……。

気を取り直して、ケアマネさんと再度話します。

淡々と話すけれど、どれも的確なアドバイスで、さすがプロ……!

ケアマネさんの口から、ついに「施設」という言葉が……。

おっしゃる通りです。

私のことを理解してくれている人がいると思うと、泣きそうなくらいうれしいです。

今日は、ケアマネジャーさんの定期訪問の日。私の愚痴を聞いてもらい、現況の報告をします。義母は手術をしたがらないけれど、義母以外の家族は手術一択だということを伝えたところ、ケアマネさんも、先々のことを考えたら手術したほうがいいと考えていると言ってくれました。私との話を終えると、ケアマネさんはそのまま義母のもとへ向かいます。一緒に話を聞いていると「手術をしなくても、家族が全面的にサポートしてくれるとのことなので……」という発言が飛び出し、ビックリ。

ケアマネさんも、この作り話には驚いたようで、義母との話を終えてから再度私と話す時間を作ってくれました。そこで言われたのは、今の状況だと施設を検討してみてもいいのではないかということ。施設は夫が絶対に嫌がるので、私にとっては現実的ではない話です……。

義母の依存度が高いことを見抜いたケアマネさんは、「このままだとお嫁さんが倒れるんじゃないかと心配です」と、なんとか私の時間を確保しようといろいろと提案してくれました。今の私にとって、ケアマネさんはなくてはならない存在になっています。こうやって、自分に寄り添ってくれる人がいるだけでも、かなり心強いです。

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ケアマネさんの定期訪問は、今のまる子さんにとって唯一誰に遠慮することもなく愚痴ることができて、第三者からの意見も聞ける貴重な時間になっていますね。施設の利用はハードルが高いかもしれませんが、少しでもまる子さんの負担が減るような方法を見つけられるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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