性別は関係ない？《夏のニオイ》実体験エピソード5　いい匂いしそうな男性芸能人も… 3位「キムタク」超える1位は？

気になるシーンは「電車」「職場」「すれ違うとき」

盛夏、しかも猛暑。自分や他者の汗のニオイや体臭が特に気になる季節です。先日、X（旧ツイッター）で「夏場の男性の匂いが苦手すぎる」という女性アナウンサーの投稿が“炎上”しましたが、それに対しては「性別や年齢は関係ない」「（自身の体臭に）気付いていないこともある」との指摘が多数見られました。

医療脱毛専門院メンズリゼが行った「夏の汗・ニオイ事情を調査」（2019年2～3月、22～45歳の男女300人対象）によると、ニオイが気になるシーン上位3つは「電車の中」78.7％、「オフィス・事務所の中」48％、「すれ違ったとき」31.2％でした。また、いいニオイがしそうな男性芸能人は、向井理さん、斎藤工さん、福山雅治さん、福士蒼汰さん、木村拓哉さん、GACKTさん、速水もこみちさんがランクインしていました。

ここからは実際にあった“ニオイ”エピソードを紹介していきます。

（1）ライブ観賞中に近くの女性が… ある世界的DJのライブがホールで行われ、スタンド席（立って踊れる席）で楽しんでいたDさん。しかし、かぎ慣れない強いニオイに気が付いて辺りを見渡すと……。どうやら2～3m向こうにいる、両腕を突き上げて踊る女性の方向から感じられるようでした。それ以降ステージに集中できなくなってしまい、一緒に行っていた友人とその日は早々に会場を後にしたそうです。

（2）上司はタバコとコーヒー好き？金融系の企業で働くFさんは、口臭が強い上司に悩んでいるようです。タバコやコーヒーをたしなむのでしょうか。人柄は悪くないのですが、話をするときに気になり、内容に集中しきれないこともしばしば。あるとき自身のミスが原因で部署に損失を与えてしまい、上司から叱責（しっせき）を受けた際には、自身の失態を反省しつつも強い口調で話す上司が気になり、指示を把握しきれなかったとのことです。

（3）飲食店でキツーい香水の匂い ラーメンが好きなTさん。カウンターのみの店舗で注文して待っていると、隣に座った女性の強い香水の匂いで気分が悪くなってしまったようです。さわやかな香りであればまだ良かったものの、それは甘ったるく重たい香りだったそう。芳醇な豚骨の香りを堪能するはずが、香水の甘い匂いに打ち消されて散々だったようです。

（4）柔軟剤も強過ぎると“香害”に 新作の洋画を見ようと、都内某所の映画館を訪れたHさんは、隣の席に座った男性のニオイに驚いたそうです。夏の暑い日、汗の匂いと甘い柔軟剤の匂いが合わさると途端に刺激が強まるようで……。Hさんは劇場を出てスタッフに相談しましたが、一度買ったチケットは変更できないため、悩んだ末別の時間でチケットを取り直したとのことです。

（5）電車内で事件級の「おなら」これはニオイを放ってしまった本人の失敗エピソードです。高校時代、部活のメンバーと海へ向かう電車の中でとんでもない音と激臭の「おなら」をしてしまったFさんの話です。前日に大量の肉とにんにくを食べ、海に行く当日にも前日の残りをたいらげていました。電車の揺れで腸が活発に動いているのを感じたＦさんは「やばい、出る」と思い、どうにか音がしないようにお尻をしめたのですが……徒労でした。ド派手な音が炸裂するとともに、周囲どころか車両全てに広がるニオイ。ローカル線なので3両編成かつ乗客も少なかったため、誰の仕業なのかすぐに“発覚”。あまりの臭さに、部活メンバーではなく見知らぬ乗客に「おならした？」と聞かれ、だまってうなずき顔が真っ赤になったようです。

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個々人の体臭は非常にセンシティブな話題でもあるため、軽々に指摘したり笑い話にしたりすることは当然はばかられます。一方、他人のニオイや体臭を感じたときに「逆に自分自身は大丈夫だろうか……？」と省みることはできます。あなたがニオイを感知した相手がそのニオイに無自覚なようであるならば、あなた自身も自分のニオイに気付いていないということは十分に考えられるからです。汗には制汗剤、タバコやコーヒーの後には歯磨き、香水や柔軟剤は付け過ぎに注意、など、自身で対処できる方法もあります。ニオイが全くしない人間は基本的に存在しません。まずはおのおのが自省する姿勢が何より大切なのかもしれません。

（イチジュ）