家事分担は夫婦ゲンカの原因にもなりがちですよね。負担が多い方は、どうしてもストレスが溜まります。今回は、知人から聞いた、『やってもらって当たり前』と思っている旦那に思いの丈をぶちまけた! という話をご紹介します。
夫婦の役割分担
うちは、夫が激務のため、私はほぼフルタイムで働きつつ、家事のほぼすべてを担っていました。
この役割分担に特に不満はなかったものの、『私が家事をして当たり前』という空気があり、なんだかなあと思う部分はありました。
日用品を買っただけで
あるとき、たまたま調理器具や掃除道具の買い替えが重なり、日用品の購入が続いたことがありました。
それを見た夫が、「最近買い物し過ぎじゃない?」と不満気に言ってきたのです。
私は『これは私の趣味や贅沢品ではなく、生活用品だ』と説明したのですが、普段家事をしない夫にはいまいちわからないらしく、納得してない顔をしていました。
夫のモラ炸裂な発言
夫「たいして稼いでないくせに、贅沢しすぎじゃない?」
夫のモラ発言に耳を疑いました。
確かに夫に比べれば給料は安いですが、激務の夫のためにと、今まで文句も言わず家事をやってきました。それなのに感謝されるどころかまさかこんなことを言われるなんて……。
私は腹が立つのを通り越し、泣きそうな気持ちになりました。
なんでこんなことやってるんだろ
私はこのひと言で、なにかがプツンと切れたように、溜まっていた感情をぶちまけました。
私「今回買ったのは、トイレ掃除のブラシとか洗剤とかなんだけど、稼いでる額が少ないと、それも買うことが許されないのかな?
あなたが少しでも家でゆっくりできればと思って今まで家事をがんばってきたけど、なんか今ので疲れたわ。
家事ってお金をもらえるわけではないし、感謝されるどころかこんなこと言われて……。私なんのために、家事頑張ってるんだろう?」
言い終えたころ、知らぬ間に涙が出ていました。
しばらく沈黙が流れたあと、旦那が
「ひどいこと言ってごめん」と言ってきました。
これから
夫が謝ってくれたものの、私は言われた言葉がショックで受け止めきれず、しばらくは気まずい状態が続きました。
悪気なく言った発言だったのかもしれませんが、その日から夫は、よほど悪かったと思っているのか、今まで一度もしなかったお皿洗いや掃除機かけなど、家事をするように。
正直わだかまりがスッキリ解決! とはいきませんが、今思えば、夫だけでなく私も『私が家事をして当たり前』と思っていたことも原因なのかなと思います。
解決はまだ先かもしれませんが、これからはもう少しバランスのいい関係を築いていけるようにしたいなと思っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい