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【知らない人に挨拶してみた結果】1カ月間「挨拶野郎」になってみて感じた驚くべき変化

  • 2024.8.12

挨拶は幸福のもと!? アーユルヴェーダの専門家が試して感じた変化とは。

NicolasMcComber

挨拶の効果

イエール大学の研究によると、幸せな人は不幸な人よりも“他人と過ごす時間が多く、社会的つながりが豊か”ということが分かっています。

会社員として社会貢献をするのも、地域の行事に参加することも、最終的な目的は「みんなで幸せになること」ですよね?

でも、そのような行為には人間関係や金銭的トラブルなど、新たなストレスが発生してくるケースも。

それよりも断然手軽な“挨拶”。

いきなり見知らぬ人には話しかけづらいものだと思いますが、知らないからこそ気軽にコミュニケーションを取れるという側面も。

たった5秒の会話で、幸福度がグンと上がるのです。

勇気を出して”挨拶野郎”になってみない手はありません。

Westend61

人見知りな筆者が挨拶に挑戦!

とはいえ私は、お隣が玄関から出てくる気配を感じたら外に出るのをやめてしまうほどの人見知り。

なんとなく気まずい.......といった空気が苦手で、謎にニヤニヤしてしまう自分を客観視しては落ち込む、ということを繰り返している人間です。

だからこそ、挨拶に慣れるために工夫してきたことをお伝えします(最初は本当に苦労しました.......)。

MoMo Productions

「挨拶のチャンス」はたくさんある!

【チャンス1】近所の人との挨拶

ここは思い切って、大きな声と笑顔で挨拶しましょう。

「おはようございます!」などこちらから声をかけ、返ってきたら「今日も暑いですね」など、さらにもう一声

挨拶だけで終わらせるよりも気まずさが軽減することが分かりました(自分比較)。

そして日頃から(話すことがないから挨拶しても......)と思っていたマインドを変えてみることにしました。

なにも話がしたくて挨拶をするわけではない。“私はあなたをご近所さんだと認め、好意を持っています”という姿勢をアピールするために挨拶をするのだ!と。

そう思えたことで、お天気の話以外できない自分が気にならなくなりました。

【チャンス2】買い物先での挨拶

これは簡単ですね! コンビニでもスーパーでも、コーヒースタンドでも商品を受け取ったら「ありがとうございます!」とにこやかに言うだけ。

これは元々習慣になっていたので、苦なくできました。

意識したのは、いつもよりもはっきりと、笑顔で言うようにしました。

最近は店員さんの方が挨拶を返してくれないところも増えていますが、それでも“感謝を伝える自分”にフォーカスすれば、気持ちがいいものです。

配送業者の方にも、受け取るときには大きく「ありがとうございます!」を忘れずに。

【チャンス3】公共機関での挨拶

これはなかなか難しいですよね。電車で隣になった人には話しかけづらいものです。

特に日本は公共の場で知らない人と話す習慣が希薄なので、警戒されるケースもあり、無理して話す必要もないかと思います。

ただ、必要ならば席を譲ったり、ぶつかってしまった人には謝罪をしたり、コンサートホールなどで人の席の前を通るときは一言声をかけたりすることはとても大切。

挨拶というより礼儀の話になりますが、その一言で自分も周りも気持ちよくなるものです。

・「すみません」より「ありがとう」を

つい私たちは先に「すみません」という言葉が先に出てきてしまいがちですが、意識して「ありがとうございます」を言葉にした方が、より気持ちがいいことに気づきました。

何かを拾ってもらったとき。トイレの空き部屋に気づかず教えてもらったとき。

自分に落ち度があった時でも、「そんな自分ですみません」よりも「親切にしてくれてありがとう」という気持ちを持つことで、自分にも人にもやさしくできると思うのです。

Justin Lewis

「挨拶野郎」を1ヶ月続けた結果…

これまでの文章を読んで、感じていただいてかもしれませんが、少しずつ前向きになっていく自分に気づきました。

ダメな自分を責めるのでなく、人からの優しさを感じることで成長していく。

特に私たちは「人に迷惑をかけない」という教育を受けてきたので、萎縮しがちです。

迷惑をかけないことに注力するよりも、「人にはどうしても迷惑をかけてしまうものだから、許せるようになろう」という方向に気持ちが変わってきました。

それも、たった一言、見知らぬ人たちと言葉を交わしてきた結果です。

そしてこれは私だけかもしれませんが、普段着に気を使うようになったというのも大きな変化でした。

実は私はオンオフがものすごく激しいタイプでして、仕事や遊びに出かける時はきちんとしているのですが、近所の買い物くらいなら余裕でパジャマで出掛けてしまう人間なのです。

人と会話する、と思ったらボロボロの格好で出られない!と、外出する時は普段着に着替え、軽くメイクをするようになりました。

にこやかに人と話すちょっとした勇気は、まずは自分への自信が必要です。

身なりを整えることはエネルギーを外に向けることであり、結果社会とのつながりに結びつくのだと改めて実感。

挨拶は私たちが見逃しがちな幸せの形。無料でできる社会とコネクトする方法です。

ほんの少しの勇気と時間で、あっという間に幸福度が上がり、他人との空間にも余裕が生まれる魔法なので、ぜひ皆さんもトライしてみてくださいね!

 

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