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「半額シール商品のまとめ買い」は恥ずかしい?スーパーの価格に対するXユーザーの本音あれこれ

  • 2024.8.12
J-CASTに連載中のコラム「3分くらいでわかる週刊X(Twitter)トレンド」をTogetterオリジナルにて掲載します。毎週月曜日、X上で話題になった社会的現象に関するXユーザーならではの反応を解説していきます。
出典:Togetterオリジナル

物価高が進む昨今、スーパーマーケットで商品の価格の変動に一喜一憂している人も多いことでしょう。

Xでも、スーパーの商品の値段に関するさまざまな話題がシェアされています。スーパーは多くの人にとって生活と切っても切り離せない存在ということもあり、共感を呼びやすいトピックのようです。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド」、今回は「スーパーの値段に関する悲喜こもごも」について掘り下げます。

半額シール商品を買う人に感謝

まずは、スーパーで賞味期限が迫った商品などについている「半額シール」に関する話題。

半額シールつき商品はお得ですが、中には「半額シールがついた商品を買う=恥ずかしいこと」と感じる人もいるようです。

あるXユーザーが、「レジに行くのは恥ずかしいけど『家計のため!』という強い気持ちで」というコメントとともに、スーパーで買った大量の半額シールつき商品を並べた写真を投稿して反響を呼びました。

投稿に対しては「私も(半額商品のまとめ買いを)よくやるけど、『レジの店員さんごめんなさい』って思う」「割引商品を通すとレジから大音量で『値段を確認ご確認ください』と連呼されるのがキツい」と、半額シールがついた商品を購入することに引け目を感じる人のコメントが寄せられました。

しかしながら、全体としては「全然恥ずかしくないですよ」「浮いた分は貯蓄に回せるのでとても賢く素敵」と投稿者を擁護する声のほうが圧倒的に多いようです。

タレントのフィフィさんも「食品ロスにも貢献されてますよ。私も半額シールを狙ってスーパーに行きます」と反応。食品ロスという視点では、実際にスーパーでの販売に携わる人から「スーパーの店員からすると、見切り品を買ってもらえるのはめちゃめちゃ助かる」「値引きだけを狙って来店してくれるお客さんを心の中で『神客』と呼んでいる」と歓迎する声も出ていました。

半額シールがついた商品を買うことが、消費者だけでなく販売者側にとってもメリットのある行為であることがうかがえる話です。

「シャインマスカット 298円」表示の落とし穴

スーパーの価格表示に関して、負の共感を集めてしまう話もあります。

スーパーで「シャインマスカットが298円」という値札を見てレジに持って行ったところ、実際は「100gあたり298円」という単位価格表示だったとわかった、という体験談が注目されました。

投稿者はシャインマスカットをそのまま購入したようで「財布の中をズタズタにされた」「やられた 世の中にやられた」と思わぬ出費を悔やむコメントを残しています。

投稿を見た他のユーザーからは「この表示方法を昔知らなくて、財布をズタズタにされたことある」「筍の水煮で同じ目に遭いました」と同様の勘違いをしてしまったという報告が相次ぎました。

また、「この表示やめて欲しすぎる」「100gあたりとかの表記をもっと分かりやすくしないのは本当に駄目だと思う」「そんな価格なわけないだろと思いつつ何度釣られそうになったか」といった、単位価格表示に対する厳しい声も少なからず出ていました。

同じスーパーの中でも商品そのものの販売価格を示す値札と、単位価格表示の値札とが混在しているケースは珍しくありません。値札が単位価格表示になっている背景には店側のさまざまな事情があり、一概に否定することはできませんが、消費者の心境としては「値段が安いと勘違いしやすい表示」だとして不便に感じる人も多いようです。

キャベツを5円に値引きした結果起きたこと

最後に、店員視点での興味深い話も紹介しましょう。

スーパーでバイトをしていたというXユーザーの体験談です。投稿者は、ある日上司から200円で販売していたキャベツについて「20時を過ぎたら値下げして。価格はいくらでもいい」と指示されたため、5円に値下げして帰宅しました。ところが、翌日上司に呼び出され「5円は安すぎだよ!お客さんが怪しんで売れ残っちゃったよ!」と怒られてしまったそうです。

投稿を見た他のXユーザーからは「たしかに、安さがあるラインを超えると『うれしい』から『あやしい』になるな」「半額より下がると訳ありだと思っちゃうし、訳が分からないと買いたいと思えない…」といったコメントが寄せられました。

また「自分も値下げ作業したことあるからわかる。あんまり安いと逆に警戒されて残るんだよな」と売る立場で似たような経験をしたという報告も複数ありました。

安いと嬉しいけど、安過ぎても良いというものでもない。買い物に対する消費者側の複雑な心理が垣間見える例といえましょう。

以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド」でした。次回もお楽しみに。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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