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加害者の「認知の歪み」問題の深刻さを指摘

  • 2024.8.12

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男のケイ君が、クラスの女子たちのトラブルに巻き込まれ、Sさんに意地悪をしているとS家から誤解されてしまったでき事について描かれます。この件を解決するべく、ふくこさんはS家の情報を集め行動を起こします。Sさんの兄のアルバイト先を突き止めると、店長から「警察」をすすめられます。一方ふくこさんは、教育センターに相談することにしたのでした。『三男が学校で初めて泣いた』第30話をご覧ください。

ふくこさんの問いに対し、カウンセリングを受ける意思のない人に、カウンセラーをつけられないという現状がわかりました。被害がある以上、もう少し強く動いてもらいたい気持ちもしますが、現実は被害を感じている側が、相手から受けた傷をふさぎ、これ以上何かされないように防壁を作るしかないようです。

そして、教育委員会の人からも「警察に連絡」というワードが出てきました。ふくこさんは警察に被害を訴えるのでしょうか。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ママリ編集部

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