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最新ドライバーは「曲がらない」!アマが選ぶ1番飛んだモデルって?

  • 2024.8.12

クラブのなかで、もっともテクノロジーの進化が著しいのがドライバー。さまざまなタイプがあって、どれも「飛んで曲がらない」と高い評価を得ている。

その人気・話題の新作ドライバーたちは、どんなゴルファーに合うのか?編集部が気になるドライバーを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打・解説を依頼。

鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントも参考に、いちばん飛ぶドライバーを手に入れよう!

「明日ラウンドで使いたい」と「1番飛んだ!」 1本は?

最新ドライバーは「曲がらない」!アマが選ぶ1番飛んだモデルって?
弾道計測器で飛距離や方向を見ながら選びました!

20本のドライバーを打ったシニア代表の氏家さん。セミアスリートの編集M。アベレージゴルファーのライターN。

タイプの違う3人のアマチュアが20本試打したなかから「1番飛んだ」と「明日、ラウンドで使いたい」ドライバーを1本ずつ選んだ。

シニア代表 氏家英助さん

【1番飛んだ!】プレステジオ13

マジェスティの「プレステジオ13」はガンバって飛ばそうとしなくても、楽に振って200ヤードを超えてくれたので飛距離性能が1番高いと感じました。

ただクラブ重量が軽いだけではなく、タイミングがとりやすいシャフトだったので、ミート率も高くインパクトが安定していました。

【明日ラウンドで使いたい】ゼクシオ13

ゴルフ歴40年ではじめて「ゼクシオ」のドライバーを打ちましたが、1球目からナイスショットが出たし、その後もいい弾道を連発しました。

ヘッドだけではなく、シャフトやグリップも含めてとても振りやすかったので、明日のラウンドで使っても好スコアが期待できますね。

セミアスリート 編集M

【1番飛んだ!】パラダイム Ai SMOKE MAX D

1発の飛びなら私のHS(40m/秒)で唯一260ヤードを超えた(265ヤード)「スーパーエッグ」なんですが、「MAX-D」は全球いつもより飛んだ、ということで1位に。

単純にボール初速が上がるんですが、打点がズレても初速が大きく落ちない。つかまった球で安定して飛ばせるドライバーです。

【明日ラウンドで使いたい】G430 MAX 10K

コレと「Qi10 MAX」。実戦で使うとしたら、慣性モーメント1万超えの2本がよかった。

とくに「10K」は、インパクトしたときに今までだと「曲がっちゃう!」と思った感覚の打球がそれほどでもなく「これはセカンドがいいところから打てるな」と感じたので、すぐにコースで使いたいです。

アベレージ ライターN

【1番飛んだ!】ゼクシオ エックス

「Ai SMOKEシリーズ」や「G430 MAX 10K」も安定して飛んでいましたが、センターヒットしたときに1番飛距離が出たのが、意外にも「ゼクシオ エックス」!

海外メーカーと比較しても互角以上のボールスピードが出ていて球筋もキレイ。国内メーカーの飛距離性能も侮れませんね!

【明日ラウンドで使いたい】パラダイム Ai SMOKE MAX

前作の「パラダイム」と比較しても、あきらかに打球の曲がり幅が少ない。真芯からボール2個くらい外れたときでも、フェアウェイをキープできる範囲内までしか曲がらないのですごく実戦向き。

とくにヒールヒットしたときも変な打球が出ないし、飛距離ロスが少ないのが気に入りました。

「曲がらない」&「多様化」がドライバー選びを楽しくする

最近の新ドライバーの特徴は、とにかく曲がりにくくなったこと。これまでドライバーの進化は飛距離への挑戦でしたが、新作は曲がり幅が少なくなったモデルが増えたことが印象的です。

最新ドライバーは「曲がらない」!アマが選ぶ1番飛んだモデルって?
上下左右のミスヒットに強くなった「センターから少しズレるレベルではなく、ボール1個半ズレたときでもボールスピードが落ちなくなって曲がり幅が少なくなりました」

ただし、曲がらないにもふたつのタイプがあります。ひとつは「G430 MAX 10K」や「Qi10 MAX」のように慣性モーメントを大きくして、ミスヒットしてもヘッドをブレにくくしたタイプ。もうひとつはキャロウェイの「Ai SMOKE」のようにAIが開発したフェースの効果で、ボールの方向性を補正してくれるタイプ。曲がり幅を抑えるアプローチが違っているところが興味深いです。

最新ドライバーは「曲がらない」!アマが選ぶ1番飛んだモデルって?
高反発系やヘッド体積500ccも登場「高反発モデルはボールスピードが1から1.5m/秒くらいは速くなるので、5ヤード以上は飛距離が伸びると思います」

ここ数年のドライバーはどのメーカーも“飛んで曲がらない”を追求していましたが、今年はドライバーが多様化していますね。プロギアからはルール不適合の500㏄の高反発ヘッドが発売されたり、つるやゴルフからもヘッドだけでなくシャフトもルール不適合のモデルが登場しました。競技では使えないとしても、一般ゴルファーにとっては選択肢が増えるのでドライバー選びが楽しくなるはず。

もうひとつのトレンドは、軽量モデルの完成度が高くなったこと。「Ai SMOKE MAX FAST」や「G430 MAX 10K HL」などはシニアゴルファーだけでなく、40代のアベレージゴルファーでも十分に使えるドライバーです。

いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

ベテラン編集者M

●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。

シニア代表・氏家英助さん

●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!

ゴルフライターN

●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。

構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

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