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「風邪をこじらせたぐらいじゃ休めない」意固地で責任感が強い私 → 上司がくれた言葉に、思わずホロリ

  • 2024.8.11

誰かにかけてもらった一言に救われた……そんな経験はありませんか? 今回は、私の友人から聞いた話をご紹介します。責任感が強く抱え込んでしまう性格を救ってくれた言葉とは?

画像: 「風邪をこじらせたぐらいじゃ休めない」意固地で責任感が強い私 → 上司がくれた言葉に、思わずホロリ

責任感が強く完璧主義

私は、自分で言うのもなんですが責任感が強く完璧主義。人よりも仕事ができるので、任される業務も他の人より多いけれど、全て完璧にこなしていました。厳しい納期でも、昼休みを削ったり残業や仕事を持ち帰るなどして間に合わせていました。

体調不良をおして出社

あるとき社内で風邪が流行り、私の部署でも何人か体調不良で欠勤者がでました。私も具合が悪く熱も出ましたが、仕事量を考えると休んでいられないと思い、タクシーを使って出社しました。さすがにフラフラした足取りで出社すると、同僚に止められてしまい、「とにかくすぐに帰って病院に行くように」と言われましたが、風邪をこじらせたぐらいで休めないと無視してデスクに。

すると、上司がやってきて会議室に連れていかれました。

上司からかけられた言葉

上司は仕事をしようとする私を制し、穏やかに話し始めました。
「仕事は一人で抱えてやったからえらいんじゃない。困ったときは助けあうんだよ。辛い時に助け合うために一緒に仕事をしているんだから、無理な時は甘えて投げ出してもいい。みんながなんとかしてくれる。同僚や上司を信用しろ。」

基本的に誰にも頼らず一人で黙々と仕事をしていたので、誰かに甘えることなど考えたこともありませんでした。上司の言葉を聞いてはっとしました。自分の仕事は自分にしかできない、誰にも頼らずに完璧にやり遂げるのが正解だと思っていましたが、周りに助けてもらってもいいんだと初めて思えたんです。

その後

その後、高熱で意識が朦朧としてきたので、おとなしく帰宅しました。私の抱えていた業務は上司も含めみんなでカバーしてくれ、同僚が無事終わったと連絡をくれました。

それ以降、自分のキャパオーバーだと思った時や助けてほしい時には同僚に頼ることも増え、精神的に楽になって、仕事がやりやすくなったと感じています。あの時かけてもらった上司の言葉は、頑なな私の考えを変えてくれたと感謝しています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira

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