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【美容】水を「1日2リットル」飲むと何がいいの?体重から““適量””が分かる計算式も

  • 2024.8.11

まず、水を飲むと何がいいのか?

水を飲むと何がいいのか?
水を飲むと何がいいのか?

暑い夏、熱中症対策に水分補給は欠かせません。それだけでなく、美に気を使う俳優やモデル、美容系インフルエンサーたちがよく「水を1日2L飲む」などと言います。美容やダイエットにとって水を飲むことはどのようなメリットがあるのでしょうか。看護師の資格を持つ筆者が詳しく解説します。

※ ※ ※

体内の約60%を占めるのが水分です。水分は体の機能を整える働きを担っているため、不足すると体に不調をきたすこともあります。

成人で1日に摂取しておきたい水分量は約2Lといわれており、水分を取ることで血の巡りが良くなり基礎代謝を高めることにもつながります。基礎代謝が上がると脂肪が燃えやすくなるため、体質改善につながってやせやすくなるという流れです。

さらに水分を摂取することは、体で不要となった老廃物を体の外へ出すことにもつながります。

冷水を飲むか、白湯を飲むかでも効果は変わってきます。温かい飲み物を飲むことで体温を上昇させると内臓から温まり、代謝アップが可能です。

また、基礎代謝に大きな関わりを持つ筋肉も、多くの水分で構成されています。筋肉は体内の水分を蓄える役割も担っていますが、水分不足により蓄えていた水分も失われると、肩こりなどの原因となります。

水分摂取はダイエット効果を高めるだけでなく、体の機能の維持・向上にも影響しており重要な成分です。

以下、さらに詳しく解説します。

体内で水分が果たす役割とは?

体内で水分が果たす役割とは
体内で水分が果たす役割とは

体内の機能を正常に保つために、水分は欠かせません。水分はどのような役割をしているのかは次の通りです。

・血の巡りをよくし、基礎代謝を向上させる・栄養や酸素を細胞や臓器に運び、老廃物を体外に出す・体温調節の役割をはたしている

水分摂取は血の巡りをよくし、基礎代謝を高める効果が期待できます。その理由は、血液の流れが良くなると全身に素早く酸素や栄養素を運ぶことができ、エネルギーも活発に働くためです。基礎代謝が高まると脂肪燃焼につながり、ダイエット効果が高まるだけでなく太りにくい体づくりにつながります。

要らなくなった老廃物は尿や便・汗として体の外へ排出します。老廃物がたまると腸内環境の乱れや浮腫(むくみ)、肌荒れの原因となるため注意が必要です。体温が高くなった場合には、汗をかくことで体の外に熱を発散し、体温を一定に保つ働きがあります。

体の中の水分量を一定に保つためには、摂取量と体から出ていく量のバランスが重要です。体内の水分量が不足してしまうと、上記で解説したように酸素や栄養素が十分に送られず、老廃物は体にたまり悪循環となります。

水分を十分に摂取し汗や排泄物を通して老廃物を体の外へ出し、体内環境を整え、効果的なダイエットを実現していきましょう。

1日に必要な水分量は、それぞれの体重から計算できます。計算式は次の通りです。

「体重1kg当たり約35mL」例:体重が50kgの場合 50×35 = 1750mL(1.75L)

性別や年齢によってもさらに細かく分類されていますが、おおよそ上記計算式で算出できます。ただし、運動したり汗をかいたりした場合には、さらにプラスの水分摂取が必要です。運動後は脂肪が燃焼されて老廃物が血管内に出てくるため、水分を十分に摂取して排泄物として体外に排出するようにしましょう。

1回の水分摂取量の目安は、コップ1杯程度でおよそ200mLです。体が一度に吸収できる量がおよそ200~250mLのため、水分を一気に飲んでしまうと浮腫の原因となります。一回で多量に摂取するのではなく、こまめに複数回とるよう心掛けましょう。

まとめ ~水分摂取でダイエット効果アップ

水分を取って、ダイエットの効果を高めよう
水分を取って、ダイエットの効果を高めよう

水分は、体の大半を占める主要な成分で体の維持に重要です。ダイエットをする際にも、水分は血の巡りをよくし、基礎代謝を向上させる効果や不要となった老廃物を体外に排出するのに役立っています。

さらに水分は、筋肉の働きにも重要な成分であり不足すると肩こりといった体の不調へとつながります。ダイエットには筋肉も重要な要素であるため、体の維持向上やダイエット効果を高めるためにも水分が大切です。

体重や年齢、性別によって必要となる水分量は異なりますが、日頃から水分を摂取する習慣化や意識づけが求められます。

(じゅんな)

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