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キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?

  • 2024.8.11

140しょく0年もの歴史を持つ日本独自の製鉄方法「たたら製鉄」。
その伝統と文化が息づく出雲地方で、海の幸、山の幸、そしてたたらの魅力を満喫する旅に行ってみた。

【鍛冶工房 弘光】職人が作る鍛造フライパンが魅力

キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?
フライパンは「TAKU」(2万4200円)、「MAGE」「FUTATE」(各2万2000円〜)の3種類。

江戸時代から続く鍛冶工房が2020年に「鍛月」ブランドを立ち上げ、アウトドアフライパンを製作。
職人が伝統的な製法で1点ずつ仕上げるフライパンは、機械加工には出せない独特の風合いを醸し出す。

近年キャンパーに人気の「蚊遣台ぜんまい」(1万1000円)。

店内の棚には燭台や行灯、花器などが並ぶ。

鉄を熱して叩き鍛えて成形する鍛造のフライパン。

「鍛月」では海の幸もさることながら厚切り肉も調理したい。

どこか懐かしさを感じるたたずまいの「鍛冶工房 弘光」。

島根県安来市広瀬町布部1168-8
TEL.0854-36-0026
営業時間/9:00〜17:00
定休日/不定休

【和鋼博物館】たたら製鉄の歴史が学べる

たたら製鉄の歴史や技術などを学ぶことができる博物館。
国の重要有形登録文化財に指定されているたたら製鉄用具、たたら製鉄で生産された「鉧(けら)」、鉧から取れた玉鋼で作られる日本刀などが展示されている。
またショップでは、ヤスキハガネを原料に作られた包丁も販売。

安来や出雲地方の歴史と風土が表現された外観。

玉鋼から作られる日本刀も展示されている。

島根県安来市安来町1058 TEL.0854-23-2500
開館時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日/水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料/一般310円、高校生210円、小中学生無料

【道の駅 あらエッサ】地元の海産物や農産物が手に入る

キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?
生きたドジョウを鍋に入れて食べる「ドジョウがてんてこ舞い鍋定食」(2178円)。

地元生産者の農産物を扱う「なかうみ菜彩館」、新鮮な海産物が入手できる「やすぎ魚々市」などの販売所が並ぶ道の駅。
明治の古民家を移築したレストラン「中海の郷」では、安来名物のドジョウ料理や出雲そば、しまね和牛料理など、さまざまな地元ご飯が食べられる。

「しまね和牛 肉ざる蕎麦 天ぷら付」(2288円)も人気メニュー。

地元で水揚げされた鮮魚や干物などを扱う「やすぎ魚々市」。

島根県の東端、中海のすぐそばに建つ「道の駅あらエッサ」。

島根県安来市中海町118-1TEL.0854-23-2510
営業時間/9:00〜18:00(なかうみ菜彩館)、10:00〜18:00(やすぎ魚々市)、11:00〜17:30(中海の郷)
定休日/年末年始(中海の郷は火曜休)

【民芸そば 志ばらく】昔からの味を受け継ぐ老舗そば処

キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?
「割子蕎麦」(280円)と「天ぷら盛り合わせ」(1650円)の組み合わせもおすすめ。

創業74年の老舗そば店。本来の出雲そばの特徴は、そばの実を殻ごと挽いた“挽きぐるみ”だが、この店のそばは皮の分量を少なめにした喉ごしのよさが特徴。
また昆布といりこを煮詰めて取った出汁は、濃いめながらさっぱりとした後味。昔から変わらぬ味のファンも多い。

「割子蕎麦」は3〜4杯が1人前。好みで量を調整できるのもいいところ。

そば湯に入ったそばにつゆをかけて食べる「釜上蕎麦」(770円)。

民芸そばの名にふさわしい、なまこ塀が特徴的な「志ばらく」。

島根県安来市安来町西灘町1887 TEL.0854-22-2311
営業時間/11:00〜20:00 定休日/不定休

【吉田酒造】超軟水で仕込む銘酒「月山」の蔵元

キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?
大吟醸、純米吟醸、限定醸造など、たくさんの種類がある「月山」。

江戸時代から続く300年もの長い歴史を持つ老舗蔵元。
「島根の名水百選」に指定された超軟水と地元契約農家で栽培した良質な米で作り上げた代表銘柄の「月山」は、伝統技法に最先端技術を取り入れることで、そのフレッシュで香り高い味わいを生み出している。

歴史を感じさせる趣ある店構えの「吉田酒造」。

島根県安来市広瀬町広瀬1216 TEL.0854-32-2258
営業時間/8:30〜12:00、13:00〜17:30
定休日/土・日曜、祝日

ひと味違った島根の魅力! 足を延ばして隠岐の島へ

キャンパーに大人気!職人が作る魅力的なギアや食事とは?
摩天崖(まてんがい) :西ノ島にある絶景スポット。海抜257m大絶壁は日本有数の高さを誇る。

フェリーで約2時間半、高速船で約1時間、本土から沖合約60kmに位置する隠岐島は、約180の島々で成り立つ群島。
そのうちの4島が有人島で、西ノ島、中ノ島、知夫里島(ちぶりじま)の3島はまとめて「島前」(どうぜん)、いちばん大きな島が「島後」(どうご)と呼ばれている。それぞれに魅力があり一度は訪れてみたい。

乳房杉(ちちすぎ) 島後にある樹齢約800年といわれる岩倉神社ご神木で、隠岐三大杉でもある。

長尾海水浴場 シュノーケリングも楽しめる知夫里島のこぢんまりとしたビーチ。

赤壁 約600万年前に噴火した火山の火口が浸食されてできた知夫里島にある崖。

PHOTO/中里慎一郎
TEXT/牛島義之
MODEL/長廻雅美(しまね観光大使)
出典/ガルビィ2024年4月号

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