「…えっ！？」かばんから出てきたまさかの物にクスッ。夫が私にしかけた「イタズラ」とは？

結婚5年目の私たち夫婦。仕事が忙しくて、夫婦の時間がうまく取れないこともありました。そんなときに、私たち夫婦のコミュニケーションを手伝ってくれたのは、まさかの物で……。

私たち夫婦は、基本的に「自由」をモットーに暮らしています。お互いにやりたいことを我慢せず、気ままにやっていこう、というスタンスです。

「ごはんは絶対に一緒に食べる」というような決めごとも一切ないため、気がつけば何日もすれ違い生活をしている、なんてこともしばしば……。

お互い相手がやりたいことをやっているのをうれしく思うタイプなので、普段はこの生活でうまくやれているのですが、あまりに会話をしない時間が続くと、さすがにさみしいような不安な気持ちになることがあります。

そんな「夫婦のコミュニケーションが減っているな」と感じるとき、私は夫にある「イタズラ」をするようにしています。

たとえば、夫が脱いだままにしているパジャマの中にぬいぐるみを忍ばせるなど、夫が思わずクスッと笑ってしまうようなイタズラです。仕事から帰ってきた夫が、奇妙にふくらんだパジャマを見てプッと吹き出す姿を想像すると、なんだかワクワクするのです。

私が夫にイタズラすると、夫は翌日に仕返しをしてきます。

ある日、職場でバッグを開けると、とぼけた顔をしたおもちゃが出てきました。「夫も昨日の私みたいに、ニヤニヤしながらこれを私のバッグに入れたのかな」と思うと、私はあたたかい気持ちになりました。

わが家には、そのような「イタズラ」に使いやすいサイズのぬいぐるみやミニチュアがたくさんあります。

それは、私たち夫婦のある習慣によるものです。昔からカプセルトイが好きな私は、結婚前からデートの途中に見つけたら必ず寄り道をして、お目当ての物が出るまで挑戦し続けることがありました。

初めのころは、そんな私を見ていただけの彼でしたが、いつからかカプセルトイを見つけると、私と一緒になってはしゃいでくれるように。ついには「カプセルトイを見つけたら必ず立ち寄る」という習慣までできました。

そして今では、カプセルトイが夫婦のすれ違いを埋めてくれるアイテムに。当時はそこまで考えていませんでしたが、パートナーと生活する上で「遊び心は大切だよなぁ」とつくづく思います。

自分に余裕がないときは、そんな遊び心もなかなか湧いてこないものかもしれませんが、これからも夫と余裕を持って楽しく生活できたらいいな、と思っています。

著者：つちやです／30代女性・令和婚した夫と、義父母と4人暮らしをするライター。毒親育ちの過去をもち、家族の大切さに気付かせてくれた夫との生活や、義両親との日々をつづっている。
イラスト：おんたま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室