1. トップ
  2. 恋愛
  3. 開催国フランス、スペインに敗れて銀メダル 壮絶打ち合いに屈するも……アンリ監督「成し遂げた仕事は誇り」と胸を張る【パリ五輪2024】

開催国フランス、スペインに敗れて銀メダル 壮絶打ち合いに屈するも……アンリ監督「成し遂げた仕事は誇り」と胸を張る【パリ五輪2024】

  • 2024.8.10
敗れたフランスのティエリ・アンリ監督(左)、デジレ・ドゥエ(右)(C)ロイター
SPREAD : 敗れたフランスのティエリ・アンリ監督(左)、デジレ・ドゥエ(右)(C)ロイター

パリ2024オリンピック」は9日(日本時間10日)、サッカー男子決勝戦が行われ、スペインが開催国フランスを5-3で破り、1992年バルセロナ五輪以来32年ぶりとなる2度目の金メダルを獲得した。試合は延長戦にもつれこむ死闘となったが、途中出場のスペインFWセルヒオ・カメージョが延長戦で2発を叩き込む活躍を見せ、決着をつけた。

■延長戦で2点を奪われ力尽く

強豪国同士の頂上決戦は、壮絶な展開となった。先手を取ったのは開催国。激しいプレスで主導権を掌握すると、前半11分にMFエンゾ・ミロが左足を振り抜き、豪快なシュートでネットを揺らした。
先制を許したスペインだったが、徐々に試合巧者ぶりを発揮。前半18分には得意のパス回しから、最後はMFフェルミン・ロペスがゴール左へ流し込んだ。準々決勝・日本戦でも2得点を決めたアタッカーのゴールで振り出しに戻すと、同25分にもGKが弾いたところを再びロペスが押し込み、逆転に成功。さらに同28分にはMFアレクス・バエナが直接FKを沈めて3-1と突き放した。
後半は地元の大声援を受けるフランスが猛攻。同34分にセットプレーから1点を返すと、同アディショナルタイムにはPKを奪い、これをFWジャンフィリップ・マテタが決めて土壇場で同点に追い付いた。
点の取り合いとなった試合は3-3で延長戦に突入。流れは明らかに開催国に傾いていたが、落ち着きを取り戻したスペインが延長前半10分、FWカメージョの絶妙ループシュートで勝ち越しに成功。延長後半のアディショナルタイムにもカウンターから再びカメージョがダメ押しとなる5点目をゲット。試合はこのままタイムアップし、スペインがフランスを5-3で撃破し、32年ぶりの金メダルに輝いた。

■スペイン指揮官「金メダルに値」

スペインのサンティ・デニア監督は試合後、「こういう試合はいつも難しいもの。フランスのような非常に強いチームは引いて守ることもうまいが、私たちはそれを突破することができた」と振り返った上で、「ここに来るために選手たちは多くの犠牲を払ってきたし、彼らは金メダルを取るに値する」と話し、欧州主要リーグの開幕直前に激闘を演じた選手たちを称賛した。
一方、開催国を率いて銀メダルとなったティエリ・アンリ監督は「前半、我々は試合から消える時間帯があり、結局その代償を高く払うことになった」とし、先制後の試合運びに後悔を見せた。それでも「このチームを作り上げることは簡単ではなかった。我々が成し遂げた仕事は誇れるもので、偉業であることに変わりはない」と胸を張った。
自国開催のフランスは1984年ロサンゼルス五輪以来、スペインは1992年バルセロナ五輪以来の金メダルを目指したが、今回は若き無敵艦隊に軍配があがった。

元記事で読む
の記事をもっとみる