ビリー・アイリッシュにスヌープ・ドッグ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがパリオリンピック閉会式に出演か

8月12日（現地時間）に開催されるパリオリンピックの閉会式にビリー・アイリッシュ、スヌープ・ドッグ、そしてレッド・ホット・チリ・ペッパーズが出演するようだ。「ヴァラエティ」が複数の関係者が証言したと報じた。また、エグゼクティブ・ディレクターのティエリー・ルブールは、フランスを代表するのバンドであるフェニックスとエールが登場することを「ヴァラエティ」のインタビューで認めている。

フェニックスは、1995年にフランス・ヴェルサイユで結成されたオルタナティブロックバンド。フロントマンのトーマス・マーズはソフィア・コッポラと結婚しており、彼女の監督作『オン・ザ・ロックス』（2020）のサウンドトラックなどのコラボレーションでも知られる。一方、エールはニコラ・ゴダンとジャン＝ブノワ・ダンケルが1995年にパリで結成し、これまでアルバム6枚とサウンドトラック2枚を発表。両バンドとも、1990 年代半ばに始まったフレンチタッチムーヴメントの中で台頭し、同時代を代表するダフトパンクと並び、世界で称賛され続けている。

「今日、音楽の歴史を振り返ると、フランスの音楽スタイルとアーティストたちが世界にその名を轟かせていたのは確かです。ですから、これに注目するのが私たちにとっては大切でした」とルブールは語る。物議を醸した開会式では、レディー・ガガがジジ・ジャンメールに敬意を表してフランス語で「Mon Truc en Plumes」を歌い、セリーヌ・ディオンはエディット・ピアフの「愛の賛歌」でステージにカムバックした。ほかにもメタルバンドのゴジラ、R&Bシンガーのアヤ・ナカムラがパフォーマンスを行った。

閉会式では、トム・クルーズによるスタントも披露されると報じられているが、ルブールは噂についてコメントは控えたものの、次の開催地であるロサンゼルスの組織委員会が準備を行い、ライブ要素も含まれると認めた。「伝統にのっとり、ロサンゼルスは10分から15分間のティーザーのようなものを準備しています。ロサンゼルス大会がどんなものになるのかを、彼ら先導で見せるもので、自由に制作することが認められています」と話している。

Text: Tae Terai