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世界最小のお馬さんとふれあえる とっておきのスポット!獣医師ママライターが教える、馬と心通わせるポイントとは|北海道・日高町「おひさま牧場」

  • 2024.8.9

牛や馬専門の 獣医師の経歴 を持ち、 アニマルセラピーにも詳しい ママライター「MERI」が、北海道各地の「動物とふれあえるおすすめスポット」とそのおすすめポイントを紹介する【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」。

今回は、 日高町富川にある「おひさま牧場」 をご紹介します!

こちらはミニチュアホースが飼育されているふれあい牧場。
馬の中でも小さい「ポニー」はよく聞きますよね。ポニーとは体高(地面から背中までの高さ)が147cm以下の馬を指します。
その中でも、体高83.7cm以下のさらに小型の馬が“世界最小”の「ミニチュアホース」に分類されるんです。

「小さいポニーの中でもさらに小さいお馬さん」というわけですね!

Sitakke
子馬は今年4歳になる息子の背丈の半分ほどの体高。本当にちいさ~い!

「おひさま牧場」には、今年の春に生まれたばかりの子馬も4頭いました。
大人のミニチュアホースでも小さいのに子馬はもっともっと小さくて、まるでぬいぐるみのような可愛さでしたよ!

札幌中心部から車で1時間20分ほどなので、休日のおでかけにもぴったり!

では、獣医師+ママの目線でおひさま牧場の楽しみ方を徹底解説していきます。
ぜひ子どもと一緒に、ゆったりとした癒しタイムを過ごしてくださいね!## おひさま牧場(日高町富川)ってどんなところ?

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「おひさま牧場」は、日高自動車道の日高富川ICを降りて5分ほどの場所にあるミニチュアホースのふれあい牧場です。
駐車場もかなりの台数が駐車できるので、 多少混雑していても心配なし!

さらに、 時間の制限なくミニチュアホースたちと自由にふれあえる ほか、体験メニューもたくさん用意されています!

体験メニューはこんなに!

■エサやり用のにんじん販売(¥100)
■ブラッシング用のブラシ貸し出し(無料)
■馬洗い体験(先着/¥1,000)
■乗馬体験(土日のみ/小学生以下/先着/¥1,000)
■収牧体験(15時半から※7月8月は16時から)
■ボロ(馬糞)拾い体験(随時)

先着順で早めに体験が終了してしまうメニューもあるので、到着したらすぐにスタッフの方に体験希望を伝えておくのがおすすめです。

夕方にはミニチュアホースたちを馬小屋に戻す収牧作業があり、それをお手伝いすることもできます!
また、にんじんのエサやり体験やブラッシング、馬たちのボロ(=うんち)を回収するボロ拾い体験はいつでも体験できるため、飼育スタッフになった気持ちでふれあい体験を楽しめます。

ミニチュアホースとのふれあいに大きな「メリット」

Sitakke

北海道の日高地方といえば、全国的にも有名なサラブレッドの生産地。

「馬の聖地」ともいえる日高でのミニチュアホースとのふれあい体験には、獣医師の私がおすすめする大きなメリットが2つあります!

おすすめポイント①小さいけれどちゃんと馬!動物との「適切な距離感」を学べる!

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こちらは生まれてすぐから人慣れしている子馬ちゃんと、同じく馬慣れしている私の息子。
この写真は距離感が近すぎますが…(笑)

特に今年生まれたばかりの子馬ちゃんは人にとても慣れているため、こんな風にぎゅっと抱きしめても大丈夫!子馬ちゃんの方から体を預けてくることもあります!

もちろん嫌がることもありますので、馬の反応をよく見ながらじょうずにふれあってくださいね。

【獣医師+ママ目線での体験アドバイス】
基本的に、馬とふれあうときには 「馬のうしろから近づかない」「馬の周りで走らない」 など守ってほしいルールがあります。

おひさま牧場にいるミニチュアホースたちは、体が大きいサラブレッドでは考えられない距離感でふれあうことができるのが大きな魅力。

しかし、ミニチュアホースでも個体差があり、人とのふれあいが得意ではない馬や触ってほしくない場所がある馬もいます。
馬の様子をよく観察しながらふれあいましょう。

馬の感情を読み取るポイントは、 です。

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気になるものがあるときには、耳をピーンと立ててそちらの方向に耳を向けています。
意識を集中している状態なので、急に触りに行くと嫌がる場合もあるため注意しましょう。

馬が怒っているときには、耳をうしろに伏せます。 これが一番気をつけなければいけない状況です。

馬たちの様子を伺うときには、ぜひ耳に注目してみてくださいね。

また、 近づいてほしくないときには、急におしりを向けてくる ことがあります。
そのまま無理に近づくと蹴られたり押されたりする場合があるため、嫌がっていると感じた場合にはそっと離れるようにしてください。

特に小さい子どもの場合には、ミニチュアホースの目線と同じ高さに顔があるため、急に馬の顔を触りにいってしまう場合があります。

最初にお馬さんにあいさつするときには、 首の横をやさしくトントン となでてあげましょうね。

おすすめポイント②セルフホースセラピー!?抜群の癒し効果

Sitakke

ホースセラピーとは、馬とふれあうことによって心が軽くなったり、身体機能の改善を促したりできるリハビリテーションの方法のひとつです。

「馬介在療法」とも呼ばれ、医療・教育・スポーツレクリエーションの面で心身ともに良い効果をもたらします。

馬とふれあうだけでも癒し効果があるのに加えて、乗馬をすると体幹の筋肉や身体バランスを整える効果があります。

おひさま牧場の馬たちはとってもフレンドリーで、こんなに馬たちとゆっくりふれあえる場所はほかにはなかなかありません!
収牧時間までは時間制限もないため、思う存分馬たちとのふれあいを楽しめます。

大きい馬も可愛いけれど、ミニチュアサイズの馬だからこそ体の小ささや愛くるしさに癒されること間違いなし。
抜群の癒し効果を求めて、おひさま牧場に遊びに行ってみてください!

大人気の「馬洗い体験」をやってみた!

Sitakke

今回は先着限定の「馬洗い体験」をさせていただきました。
お馬さんは、こちらから「指名」するシステム。ご指名させていただいたのは「しずくちゃん」です。

馬とのふれあいには慣れている息子も、馬を洗うのは人生初…!
ホースで水をかけて、シャンプーをつけてたわしで全身をごしごし。最後にしっかり泡を洗い流し、水切りをしてあげたら終了です。

スタッフの方に手取り足取りやさしく教えてもらいながら、きれいに洗ってあげることができました。

馬洗い体験を希望される方は、 着替えと長靴を持参 すると良さそうです!
大人サイズの長靴はいくつか用意されているそうなので、大人でももちろん楽しめますよ。

おひさま牧場でのおすすめな過ごし方は?

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おひさま牧場にはエアコンが効いている休憩処やグッズの販売所があり、ミニチュアホースとのふれあいの合間にゆったりと過ごせます。

自動販売機で飲み物を購入できるほか、休憩処の中ではアイスクリームの販売もありました!暑い日には特に嬉しいサービスですね。

入場口のすぐ横には「おひぼくオフィシャルショップ」もあります。
ミニチュアホースたちの可愛いグッズやTシャツなどが販売されています。
オンラインショップもあるので、グッズを見てみたい方は覗いてみてくださいね!

取材日はお天気が良く暑い日でしたが、芝生に座りながらミニチュアホースたちとのふれあいを楽しんでいる人もたくさんいました。

時間を忘れてのんびりと馬たちと一緒に過ごす…そんな贅沢な休日もたまにはアリかも!?

ふれあいだけじゃない!結婚式にお馬さんが来てくれる?

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おひさま牧場では、ほかにもこんなサービスが!

■サポーターサービス
■出張ミニチュアホース
■ミニチュアホース/ポニーの販売
■LINEスタンプの販売

サポーターサービスには「ライト」(月額600円)、「スタンダード」(月額1200円)、「おひさまプラン」(年額13000円)の3つのプランがあり、限定のライブ配信やバースデーメッセージが届くなどさまざまな魅力的な特典が用意されています!

入場料が無料になったり、限定エリアに入場できたりするプランもあるので、おひぼくファンは要チェックです。

また、おひさま牧場にいるミニチュアホースたちがご希望の場所まで出張する「出張ミニチュアホース」というサービスも!

地域のイベントや学校行事など、ミニチュアホースに来てほしい!という願いが叶うサービスです。結婚式でのサプライズ登場もお願いできるなんて、馬好きにはたまらない…!
もちろん外出や遠出が難しい方にもおすすめなので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ここでしかできない体験を…おひさま牧場へ!

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今回は、日高町富川にある「おひさま牧場」をご紹介しました!

馬洗い体験や小学生以下限定の乗馬体験は先着順のため、体験を希望される場合にはなるべく早めの時間帯に向かうと良いかもしれません。

ぜひご家族そろって癒されに行ってみてくださいね!

【おひさま牧場】

所在地:〒055-0002 北海道沙流郡日高町字平賀464-1(札幌中心部から車で約1時間20分)
営業時間:10時〜16時(7月8月は17時まで)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
入場料:大人800円/中学生以下500円/1歳未満は無料
公式サイト:https://ohisamafarm.com/
Instagram:@ohiboku

文:MERI
1991年生まれ、1児の母。東京都出身、2016年より北海道に移住し現在は安平町在住。
牛と馬の産業動物獣医師として勤務したのち、ライター&カメラマンに転身。動物やペットに関する記事を多数執筆。大学時代には馬の飼養管理を担当しながらアニマルセラピーの研究を行う。動物に関する豊富な知識と経験を生かし、動物とのふれあいを積極的に取り入れる子育てを実践中。

編集:Sitakke編集部あい

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