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猛暑・残暑を乗り切る!栄養士おすすめの体を冷やすフード&ドリンク

  • 2024.8.16

暑い夏には、これらの食材を常備して熱中症を遠ざけよう! 避けたほうがいい飲み物も合わせてチェック。

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危険を感じるほどの暑さが続き、夏バテ気味の毎日。冷蔵庫の中を見て、何を食べようかと悩むことも少なくないはず。できればコンロもオーブンも使いたくないし、手軽なはずの“ワンパン料理”も気が引けて、ついついさっぱりしたサラダやフルーツに手が伸びてしまう、という人もいるだろう。もちろん、水分補給も欠かせない。

ここでは、臨床栄養士で、機能性医学の専門家であるベックス・プレイドさんが、熱中症になりそうなほど暑いときに、どんなフードやドリンクを手に取るべきかを詳しく解説。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From Women's Health UK

1.体を冷やすハーブ

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ミント:「ペパーミントとスペアミントは、最も人気の高い体を冷やすハーブのひとつです。含まれるメントールのおかげで、自然に体を冷やす効果があります」とプレイドさんは説明する。「フレーバーウォーターにして飲んだり、ネクタリンなど夏のフルーツを使ったサラダやデザートに刻んで加えてみてください。ミントの葉をそのまま数枚噛むだけでも、暑さの厳しい夏の午後のつらさを和らげることができるでしょう」

コリアンダー(パクチー):消化を促進し、暑さを抑えてくれます、とプレイドさん。

レモンバーム:プレイドさんによると、「ミントの仲間であるレモンバームは、熱中症対策にもよく用いられます」「研究によると、リラックス効果を促し、不安を軽減するため、暑い気候のなかでも快適さを提供してくれるそうです」とのこと。

フェンネル:伝統的に消化を助け、体を冷やすために使われてきたそう。「抗酸化物質とエッセンシャルオイルに富むフェンネルは、膨満感や消化不良など、暑さによる不快な症状を緩和してくれます」と補足する。

2.パイナップル

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「ミントのような“清涼感”はないかもしれませんが、パイナップルには強力な抗炎症作用のある酵素、ブロメラインが含まれています」とプレイドさんは説明。

「これは、体が熱や炎症などの影響と闘うときに助けになってくれます。さらに水分が多いので、体温調節に必要な水分補給としても役立ちます」とのこと。

3.ココナッツウォーター

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「ココナッツウォーターには天然の冷却作用があり、体温調節や、暑さによるストレス軽減を助けてくれます」と、プレイドさん。

「電解質を含むので、暑い日の水分補給にも役に立ちます。イチゴやパイナップルなどの果物を加えたり、スムージーに入れたりするのもよいでしょう。ノンアルコールカクテルにも使えます」

4.水分の多い野菜や果物

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脱水症状や熱中症の予防のために、プレイドさんは特に水分含有量の多い果物や野菜を食べることを推奨。水分の多い食材には、体液のバランスを維持し、血糖値を安定させ、神経伝達を助ける電解質(ナトリウムやカリウム、マグネシウムなど)が豊富に含まれているそう。

果物の場合:イチゴやパパイヤ、マンゴー、スイカ、メロン(ハニーデュー、カンタロープ)などの果物は、ヨーグルトのトッピングにぴったり。サラダに加えたり、無糖の炭酸水に入れて爽やかなドリンクにしたりしても◎。

野菜の場合:キュウリや大根、セロリ、ズッキーニ、パプリカなどの野菜は、サラダに加えたり、フムスと合わせたりすれば、満足感があり、水分補給にもなるスナックに。

5.緑茶

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「緑茶は抗酸化物質、特にカテキンを豊富に含んでいます。カテキンは体温を下げ、清涼感を与えてくれます」と、プレイドさんは解説。

「緑茶に含まれる化合物は、代謝を調整し、体内の熱産生を抑える働きがあるため、涼しく感じられるのです。最大限の冷却効果を得るには、緑茶を冷やしてミントの葉と一緒に楽しみましょう」

6.ハイビスカスティー

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ハイビスカスは、体の熱を冷ます作用があることでも評価されている。「研究では、ハイビスカスティーを飲むと、体温調節や水分補給を助けてくれることが示されており、夏に最適の飲み物です。冷やしてもおいしくいただけます」とプレイドさんは補足する。

避けたほうがいいものは?

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炭酸飲料、アルコール、カフェイン

暑いときについ飲みたくなるソーダやロゼワイン、アイスラテなどは、残念ながら水分補給には向いていないそう。「砂糖の多い甘い飲み物やアルコール、カフェインの摂取を控え、脱水症状を予防することが大切です」と、プレイドさん。「これらの飲み物はすべて利尿作用があり、電解質も流れ出てしまいます」

「また、スポーツドリンクは運動中の水分補給を目的に販売されていますが、その多くに添加糖類と合成香料も含まれています。食事などをとおして、天然の電解質を摂取するようにしましょう」


Alice Barraclough Nutrition Editor
With nearly a decade of journalistic experience – in print, online and social – at national newspapers and lifestyle magazines, it’s fair to say Alice has tried it all when it comes to health and fitness. From packing herself off to an extreme Aveduric retreat in Sri Lanka and sweat-testing every new fitness fad to running the London Marathon and completing a 70.3 IronMan, Alice now looks after WH’s food content. With a ‘food first’ ethos, she is here to help you decipher exactly which foods will support your health, and which macro-counting, pasta-replacing, intermittent-fasting, 13-day cleanse is just, well, a scam. A keen baker and host, her favourite dessert has to be pavlova (with lots of summer berries and whipped cream, of course).

Ai Ono
高校生時代にアメリカンカルチャーの影響を受け、大学在学時にアメリカ・シアトルにてホームステイを経験。海外ドラマに関するWEBメディアでライターを務める。海外エンタメ・セレブ、ロイヤルファミリー、ヘルス・ウェルネス記事をメインに、翻訳を担当。手話技能検定3級、世界遺産検定2級、アロマテラピー検定1級を持つ。 

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