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日本の“半分以下”でも結果は同等…韓国が金メダル最多タイ到達、“記録更新”の可能性もあり得るワケ【パリ五輪】

  • 2024.8.9

選手数は“国外開催史上最多”の日本の半分以下だが、金メダルの数は日本と同じだ。

現在行われているパリ五輪で、韓国選手団は13個目の金メダルを獲得した。主人公はテコンドー女子57kg級のキム・ユジン(23)だ。

キム・ユジンは8月9日(日本時間)、フランス・パリのグラン・パレで行われたパリ五輪・テコンドー女子57kg級決勝でイランのナヒド・キアニ(26)に勝利し、金メダルを獲得した。

前日、男子58kg級で金メダルを獲得したパク・テジュン(20)に続き、韓国勢が2日連続で“金脈”を掘り当てた。

キム・ユジン
(写真提供=OSEN)キム・ユジン

キム・ユジンの金メダルによって、韓国は五輪金メダルの最多記録タイに並んだ。

韓国は2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪でそれぞれ金メダルを13個獲得した。そして今回、12年ぶりに再び同数に並んだ。

あと一つだけ追加すれば、韓国は“魔の13個”を超え、史上最多の数の金メダルを手にすることになる。

日本の半分以下で“史上最弱”の声もあったが…

新記録が誕生する可能性は高い。

まず、テコンドーはまだ全日程が終了していない。これから試合を控える男子80kg級のソ・ゴンウ(20)、女子67kg超級のイ・ダビン(27)の2人も金メダルを狙うに値する。むしろ、大会前はパク・テジュンとキム・ユジンよりも2人の方が可能性が高いという評価もあったほどだ。

男子走高跳のウ・サンヒョク(28)も、金メダルを目標に11日から始まる決勝に臨む。

ウ・サンヒョクは予選を3位タイで通過した。跳躍のコンディションも良いという彼は、「愛国歌を鳴らしたい」という強い覚悟で金メダルを狙う。

ウ・サンヒョク
(写真提供=OSEN)ウ・サンヒョク

近代五種でも金メダルが狙える。

近代五種は馬術、フェンシング、水泳、レーザーラン(射撃+ラン)という5種類の競技を組み合わせた種目だ。

前回の2021年東京五輪では、近代五種男子でチョン・ウンテ(29)が銅メダルを獲得した。チョン・ウンテは昨年の杭州アジア大会でも金メダルを獲得した。

近代五種ではチョン・ウンテのほか、男子でソ・チャンワン(27)、女子でソン・スンミン(21)とキム・ソンウ(27)が出場する。ソン・スンミンも今年の世界選手権で優勝した経験を持つ実力者だ。

大会前まで、韓国選手団は「金メダル5個」を目標に掲げていた。

サッカーやバレー、バスケなど団体球技種目で軒並み出場を逃した韓国は、前回の東京五輪(232人)を下回る選手数144人でパリ五輪に臨んだ。国外開催の五輪で史上最多の410人を記録した日本の半分にも満たない数だ。

何より、エリートスポーツの量と質がともに下落したという評価もあり、過去最も少ないメダル数を叩き出すという懸念もあった。

ただ、いざ大会が始まると、心配とは裏腹に金メダルラッシュが続いた。韓国は現在までに、アーチェリーで5個、射撃で3個、フェンシングとテコンドーで各2個、バドミントンで1個の金メダルを獲得している。金メダル計13個はイギリスや日本と同じ数字だ。

“史上最弱”と懸念された韓国のパリ五輪は、“史上最高”の大会で終わる雰囲気になりつつある。

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