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外資系高級ホテル「フォーシーズンズ」が大阪に、畳部屋を手厚く

  • 2024.8.9

カナダ発のラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル」が8月1日、大阪に初進出を果たした。日本国内で4棟目にして、全室が畳敷きの「特別フロア」が誕生。フロアごとにコンセプトが異なる空間が広がる。

グランド畳スイート

■ 「どこを歩いてもエキサイティング」

中央が「フォーシーズンズホテル大阪」。船の帆をモチーフにした高層ビル

「フォーシーズンズホテル大阪」は、分譲マンションと一体化した49階建ての高層複合タワー「ブリリアタワー堂島」内にあり、1~2階にダイニングや宴会場、28~37階に客室、温浴施設・プール、レストランやバーを完備。

開業セレモニーに登壇した総支配人のアレスター・マカルパイン氏は、「このホテルはどこを歩いても新しく、エキサイティングなものがあります」とアピールし、館内に配された「日本の建築美」がテーマのインテリアや香り、新進気鋭のクリエイターらによるアート作品が「和モダン」な空間を演出する。

■ 畳部屋だけ? 特別な「和フロア」も

28階フロア「GENSUI(玄水)」エレベーターホール

なかでも注目したいのが、「モダン旅館」をコンセプトにした全室畳敷きの28階フロア「GENSUI(玄水)」。別世界へ誘われるような「玄=黒」にちなんだ薄暗い廊下を抜けると、大きな窓が開放的な客室へ。一部の客室には掘りごたつ式テーブルが備わり、靴を脱ぎ、どこでも気軽に座りやすいのは畳ならでは。同フロア宿泊者限定のティーサロンもあり、国内外からの問い合わせが多いという。

畳コーナースイート
SABO(玄水ラウンジ)、28階の「GENSUI」宿泊者限定のティーサロン

全175客室のなかスイートルームが27室を占め、なかでも宿泊料金が非公開の「プレジデンシャルスイート」(262平方米)は大阪のホテルで1番の広さという邸宅スタイル。10人掛けのダイニングテーブルやバーカウンターのあるリビング、オフィススペースなどいずれも特注の調度品に囲まれた贅沢づくしの空間に。

プレジデンシャルスイート。大阪内のホテルで1番の広さを誇る262㎡

ほかにも、簡易キッチンを備えた「グランド大阪スイート」(1泊・約150万円)など、用途に合わせた9種のスイートがスタンバイ。スタンダードな客室(43~46平方米)の宿泊料金は約10万5000円(税サ別)〜で、いずれも大阪の「銭湯文化」を意識した大きめのバスタブが備わっている。

■ 宿泊者以外もOK!グルメは1階&最上階に

37階のチャイニーズ・レストラン「江南春」

宿泊者以外も利用できるレストラン・ショップは6店舗(鮨レストランは今秋に開業予定)。テラス席が広がる1階は、テイクアウトが可能なベーカリー「ファリーヌ」、日本茶ティーラウンジ「CHA」をはじめ、ダイニング「ジャルダン」では3200円のコースランチ、アフタヌーンティー、ディナーなどフレンチを中心に幅広いシーンで楽しめるメニューが充実。

1階の「CHA」

大阪市街地の絶景を楽しみたいなら、水や松が取り入れられた「和」なホワイエが魅力のホテル最上階(37階)へ。本格的な広東料理を味わえる「江南春(ジャンナンチュン)」は個室でのプライベートな会食にもおすすめ。夕方5時から営業する「バー・ボタ」は、夜景とともに梅など和素材を取り入れたオリジナルカクテルを堪能できる。

また宿泊者には希望に応じて、関西の魅力を体験できるオプショナルツアーも計画中だという。

取材・文/塩屋薫

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