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首に巻いているのは、マフラー?いいえ、子リスです

  • 2024.8.8

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年7月29日〜8月2日ピックアップ分)

時速170キロ!豪快なスプラッシュ!!

Sitakke
撮影:@taka.s1213 さん

豪快で、涼しげな水しぶきを上げるのは、ハリオアマツバメという、夏に繁殖のために北海道にやって来る鳥です。ハリオアマツバメは、高い所から急降下するハヤブサなどをのぞくと、水平飛行では世界最速の鳥で、そのスピードは、時速170キロといわれます。
戦闘機のように、ものすごいスピードで水場にやって来ては、高度を下げ、飛びながら水を飲みます。
水にクチバシが接しているのは、ほんの一瞬で、すぐに舞い上がります。
水面に美しい水しぶきを残して。

育児の合間に リフレッシュのお時間?

Sitakke
撮影:@apple.hokkaido さん

エゾシマリスです。
これがウワサの、毎日3分間で劇的にフェイスラインが変わるという「顔やせ運動」なのか?はたまた、おいしいごちそうを食べ過ぎて「ほっぺたが落ちちゃう!」という状況なのでしょうか?@apple.hokkaido さんによると、この子は〝ママリス〟で子育て中のようです。ほっぺたのマッサージは、育児の合間のリフレッシュのお時間なのかも知れませんね。

ちなみに〝泳ぎ〟は上手です!

Sitakke
撮影:@r.inu さん

オスのエゾジカの群れが、水場を渡っているところなのでしょうね。
エゾシカは、オスだけにツノがありますが、毎年春になると落ちてしまいます。
しばらくして新しいツノが生えてくるのですが、〝歯〟のように最初から堅いものではなく、「袋角(ふくろづの)」と呼ばれる、柔らかい皮に包まれた、中に血管が通った状態で成長していき、その後だんだん血流によって運ばれたカルシウムが蓄積していって、根元から固まり、秋には立派なツノになるのだそう。
ちなみに、エゾシカは泳ぐのがなかなか上手です。
もちろんクロールとかではなく、〝犬かき〟的な感じなのですが、12kmも泳いだという記録もあるのだそう。

〝山のアイドル〟の この姿は?

Sitakke
撮影:@ishiemon2024 さん

暑さをしのごうと、岩にピッタリとカラダをくっつけて、涼んでいたのでしょうかね?
@ishiemon2024 さんにとると、ぐったりと弱っていたのではなく、このあと元気に走り去ったとのこと…安心しました。エゾナキウサギはとても暑さに弱く、気温が20度を超えると、ほとんど活動出来なくなるのだそう。
もともと北海道にはいなかったエゾナキウサギが北海道にやってきたのは、いまから数万年前の氷河期のことでした。

寒さによって海水面が下がり、北海道とユーラシア大陸との間に道が出来て、ナキウサギやマンモスがやって来ました。しかし、氷河期が終わって地球が温かくなると、氷が溶けて海の水が増えたため、帰れなくなったナキウサギは、涼しいところを求めて高い山に、すみかを移しました。
現在北海道に住んでいるナキウサギが、おもに高い山で暮らしているのはこのためです。
この10年ほどで、標高が比較的低い場所でその姿を見ることが出来ていた生息地から、次々とエゾナキウサギが姿を消しつつあるという話を耳にします。
〝山のアイドル〟エゾナキウサギの姿を、いつまでもこの北海道で見ることが出来ることを、祈るばかりです。

〝暑さ〟に 耐えきれなくなったのかな?

Sitakke
撮影:@usapanchi さん

これはいけませんねー。エゾモモンガくん、巣穴の中の〝暑さ〟に耐えきれなくなったのか、穴から上半身を出したまま、眠っちゃったようです。気持ちはよ〜くわかりますが、フクロウなどに見つかったら、〝ごちそう〟になっちゃいますね。ところで皆さま、「モモンガの橋」というのをご存じでしょうか?

帯広には、モモンガの生息地を分断するように、高速道路が作られてしまったため、車にひかれてしまうモモンガやリスが増えてしまったため、道路の両側に柱を立てて、こちら側の柱から、道路向こうの柱へと、モモンガが安全に飛び移ることが出来るための構造物(*通称:モモンガの橋)があるのです。
ほかにも、「エゾリスの橋」などもあり、いずれも、帯広畜産大学の研究をもとにして、行政や企業によって作られたのだそう。

また帯広には、通常は〝シカのシルエット〟が描かれている、「動物飛び出し注意」の道路看板の〝リス〟バージョンもよく見かけます。道東では〝ウシ〟、鶴居村には〝シカとタンチョウ〟が描かれた看板がありますね。
本州に行くと〝イノシシ〟をよく見かけます。

ちなみに「動物飛び出し注意」の看板に描かれている動物の種類は、日本全国では、なんと160種類もあるのだそう。変わったものだと〝カエル〟〝カニ〟〝カメ〟なども…、そこまで来ちゃうと、スーパーマリオみたいですね。

先月7月の「今月の1枚」が決定!

Sitakke
撮影:@merusoo47 さん

首に巻いているのは、マフラーではありません、子リスです。このお写真は、エゾリスの〝お引っ越し〟の最中のもの。子リスがもっと小さいときには、単に口にくわえて運ぶのですが、ある程度、子リスが大きくなると、このように、首に巻くようにして、お母さんリスは口と手で押さえながら、運ぶのですね。
皆さまからいただいた、このお写真のコメントには、「もーこれ見ただけで泣ける!ママがすごい」をはじめとして「たくましいお母さん!カッコいい」「かわいすぎる!母は強い!!」「しがみつくチビちゃんも、必死かな~」など、エゾリスのママに感動した!という声がいっぱいでした!

@merusoo47 さん、おめでとうございます。
そして、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。
2024年7月の「今月の1枚」に認定させていただきます!

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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