「ウォォ！すごい！」フィギュア坂本花織、2年半越しのメダル授与式が実現　レスリング文田健一郎の金メダルを手に大興奮【パリ五輪2024】

延期されていた2022年北京五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式が7日、パリ市内の「チャンピオンズ・パーク」で行われた。3位から2位に繰り上がった日本代表が出席し、男子の鍵山優真、女子の坂本花織らに銀メダルが渡された。授与式はカミラ・ワリエワ（ロシア）のドーピング違反に伴う混乱で、2年半近く実施が見送られていた。

■2年半越しのメダル授与式でパリ訪問

男子の鍵山優真、女子の坂本花織と樋口新葉、ペアの三浦璃来・木原龍一組、アイスダンスの小松原美里・小松原尊組が「チャンピオンズ・パーク」に登場すると、大きな拍手に包まれた。男子の宇野昌磨さんはスケジュールの関係で欠席となったが、メンバー全員が笑顔でメダルを受け取った。
北京五輪はワリエワのドーピング違反で混乱し、フィギュアスケート団体のメダル授与式は延期されていた。その後、当時3位だった日本が銀メダルに、2位だった米国が金メダルに繰り上がることが確定。これを受けて国際オリンピック委員会（IOC）は、日米のメダリストをパリ五輪の開催期間中に招待すると発表し、この日ついに実施された。
鍵山は授与式を前に自身のSNSを更新。「本日は約2年半越しに北京五輪フィギュア団体戦のメダルセレモニーが行われる日です。パリというこの素敵な場所で表彰式ができる喜びと感謝の気持ちをしっかり感じながら全力で楽しみたいと思います！」とつづっていた。

■SNSでは「気さくでおもしろい女王」

舞台裏では夏・冬のメダリストたちが交流したようで、日本オリンピック委員会（JOC）は7日、公式インスタグラムを更新し、その様子を伝えた。
「文田健一郎選手の金メダルにテンション爆上がりな坂本花織選手」と題された動画には、文田（レスリング男子グレコローマン60キロ級）の金メダルを手にした坂本が「ウォォォォ、ウォォォォ」「すごい！すごい！」と大きな声で連呼する様子が収められており、「金メダルに大興奮」という説明も添えられた。
この投稿には「かおりちゃん、相変わらず元気で明るい」「気さくで面白いフィギュアスケートの女王」「フィギュアスケーターが夏の五輪選手と現地で交流出来るとか、本当にレア」などの声が寄せられた。
夏・冬のメダリストが五輪開催中に交流することは確かに稀なケース。ファンにとっては、これもパリ大会における思い出深いワンシーンになったはずだ。