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学校でトラブルに巻き込まれた小学生、母が最優先した「子どもの心」

  • 2024.8.8

もしも、わが子がトラブルに巻き込まれて心に傷を負ったら…。親としてできることはどんなことがあるでしょうか。事実の確認、わが子のフォローなどそれぞれ思いつくことはありますよね。できれば、わが子の心の傷が癒えるような環境をしっかりと作ってあげたいところです。今回ご紹介する作品は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんが経験したことを描いたエピソードです。親としてどうトラブルに立ち向うかとても参考になります。『三男が学校で初めて泣いた日』をご紹介します。

いつも通りのお迎えの日。わが子はこちらを見なかった

安田ふくこさんは週に一度、三男のケイくんを小学校へ迎えに行っています。この日も迎えにいく予定の日で、いつも通り学校へ向かいます。

学校へ行くと先生たちの様子がいつもと違うことに気が付く安田ふくこさん。三男のケイくんも安田ふくこさんを見ることなく、保健室へ向かいます。一体なにがあったのでしょうか。

学校の許可なく、高校生がわが子を説教…?

高校生の兄がいる同級生の女子児童・S。ケイくんはその高校生に呼び出されて、Sに意地悪や悪口を言ったことを謝るように強要したらしいということがわかりました。ケイくんはそんなことはしていないといいますが、事実確認がないまま、脅迫じみた態度で泣かされてしまったようです。

小学生からみた高校生は大人と変わりません。ケイくんにとっては怖いできごとだったことでしょう。Sの家庭ではSの言い分を聞いて腹を立てたのかもしれませんが、学校を介さず子どもを直接呼び出して謝らせるのは、解決に向かうやり方とは思えません。

味方はここにいると、伝えてあげましょう

このトラブルがあってから、情緒が不安定になってしまったケイくん。よほど怖い思いをしたのでしょう…。そばで見守る安田ふくこさんもとても心配な日々だったはずです。

ケイくんに対し、母の安田ふくこさんは我慢せずに苦しくなったら先生に相談するよう伝えます。このあと担任教諭や校長先生も含め、相手の親との話し合いの場も設けたそうです。

子ども同士のトラブルであっても、子どもだけで解決が難しい時は親や学校の介入が必要な場合があります。いざというときはためらわず学校に相談し、子どもの心をしっかりと守る行動を取りましょう。感情に任せて相手の親と直接やり取りするよりも、第三者が入ることで落ち着いたり、言動の証人になってくれたりメリットもあります。トラブルを安全に解決できるよう、落ち着いた行動を心掛けたいですね。

著者:ゆずプー

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