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「慰謝料200万用意したわ」独身の私に離婚を求める見知らぬ女性。女性の衝撃の勘違いと真相に驚愕!

  • 2024.8.9

まったく知らない女性から「今すぐ旦那さんと離婚してください!」という連絡を受けた私。離婚も何も、私はそもそも独身で……?

突然、私に電話をかけてきた女性は、私の名前や住所を知っていました。「私は独身です」「彼氏も旦那もいません」と繰り返すも、「そんな馬鹿げた嘘をつくなんて!」と怒られる始末。

しかも、その女性は私の夫の子どもを妊娠していると言い出したのです……。

慰謝料200万円…!?

「ちゃんと慰謝料の準備はしてあります、とりあえず現金一括で200万払いますから」「だからとっとと彼と離婚してちょうだい!」と言うその女性。さらに、「私のおなかの中には彼との子どもがいますから!」「嘘ついても無駄よ!」と畳みかけてきます。

本当に彼氏も旦那もいない私は、ただただ呆気に取られていたのでした。

女性が彼と呼んでいる人はまさかの人物だった!

2カ月後――。

「そろそろ離婚する覚悟、できたかしら?」と再び連絡をしてきたかの女性。ようやく連絡が来なくなったと安心していたのに……。

「まさか私が彼を諦めたとでも?」「もう出産も終えたし、子どもと2人で彼が私たちのところに来るのを待っているんですよ?」とその女性。私が独身であることをいくら繰り返しても聞き耳を持ちません。

「こっちは慰謝料として現金200万も用意してるのよ?」

「子どもだっているんだから早く離婚して譲りなさいw」

「私、独身ですけど…」

「え?」

今日の電話で初めて出てきた彼女の思い人の名前。それは私の兄の名前でした。

「妹!?そんなはずない!!」「いい歳した男性が妹と同居なんてありえないじゃない!」と言われましたが、このアパートの部屋には"今は"私1人しか住んでいません。

もともとこの部屋には兄が住んでいました。しかし、突然兄が引っ越すと言い出したのです。そして、たまたま就職で実家を出るタイミングだった私に、なぜか兄が「俺の後にこのままこのアパートに住んでくれ」と頼んできたのです。

敷金礼金は兄が負担すると言ってくれたので、私はその話に乗ることに。しかし、今思えば、その当時の兄はやたらと私に引っ越しを急かしてきていました。もしかしたら、その理由にはこの女性が関わっていたのかもしれません。

兄にしつこく付きまとった女性の末路は…

「彼の奥さんだと勘違いしちゃったのは謝るから許してよ~」と今度は下手に出てきたその女性。「それにしても、彼が独身だなんて!」「慰謝料も払わずに、彼の奥さんになれるなんて夢のようだわ!」という女性に、私はため息をひとつついて「兄が独身だと知って浮かれているところ悪いですけど、兄は子どもができない体質なんですが……?」と言いました。

そう、兄は小さいころの病気の影響で、子どもができにくいと言われていました。

伝えた途端、なにやら慌てふためく女性。どうやら本当は兄以外に心当たりがあるようです。「兄に結婚を詰め寄るのは勝手にしてくれて構いませんけど、嘘はやめましょうね」と言うと、「だって彼と結婚したかったから!」と女性。電話口でわーわー騒いでいる女性を無視して、私は電話を切りました。

その後――。

私はその女性のことを兄に報告。隠れ蓑に使われたことに腹を立てていた私ですが、その私が同情するくらい、兄はその女性につきまとわれて憔悴しきっていました。

兄とあの女性は職場が一緒とのこと。兄が一気に部長まで昇進した際に、アプローチをかけてきたんだそうです。その後、その女性は兄につきまとったり、家の合鍵を勝手に作って侵入したり……。

しかし、私にも女性からの連絡があったことで、兄も「逃げているだけじゃダメだ」と思ったのでしょう。すぐさま会社に報告をしたとのことです。会社から問題視された女性は解雇処分に。さらに兄はこれ以上僕と妹に関わったら次は警察に突き出すぞと忠告したようです。

兄には今回のお詫びとして、高級焼肉店に5回連れて行ってもらうことになりました。おいしいお肉をたんまりとごちそうになろうと思います。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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