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帰省ついでに、気負わず「実家の片付け」を始められる5つのコツ【片づけのプロ直伝!】

  • 2024.8.8

お盆休みや夏休みで実家に帰省するシーズン。ふと、「実家が物であふれている」「出しっぱなし、置きっぱなしが増えた」と感じたら、片づけを始めるサインです。

とはいえ、親といっしょに片づけることになると、思うように進まないことも……。そこで、片づけのプロにコツコツと効率よく進められる、実家の片づけ方のコツを聞いてみました。

効率的な「実家の片づけ方」5つのコツ

①小スペースならすぐにとりかかれる

テーブルの上やカトラリー入れから
リビングやキッチンのテーブルの上など、狭い範囲から片づけを始めましょう。片づけ後にきれいになったことが目に見えてわかるので達成感を得やすく、またやろうというモチベーションの維持にもつながります。また、四角に区切られているスペースは片づけのスキルがなくても短時間でできるので、カトラリーの入った引き出しもおすすめです。その次に気軽に取り組みやすいのが廊下や階段、玄関。思い出のグッズが保管されている場所ではないので、比較的悩まずに片づけられます。

これもチェック!片づけは1時間を目安に
一度に長時間片づけをしようとすると、集中力が続かず、体力的にも親は疲れてしまいます。1時間で片づけられるところから始めて、慣れても3時間で終了するようにしましょう。

②捨てるか捨てないか迷ったときは一時保管!


ゴミ袋に入れて、本当に必要なのか見極める
片づけが苦手な人は捨てるのも苦手です。ですから、大量の洋服や食器など、ただとってあるだけのものでも、捨てるのをためらってしまいます。そんな場合はゴミ袋に入れ、日付を書いて押し入れなど見えない場所に一時保管。ゴミと認識して一度視界からはずすことで、本当に必要なものかどうか見極めやすくなります。きれいなふたつきボックスなどに入れて、ていねいに保管すると、ゴミと認識されず手放しにくくなるので注意。

③収納は見やすい場所に変える

目から腰の高さがおすすめ
年齢を重ねると、高い位置だったり、離れたところにあるものが使いづらくなるので、頻繁に使うものは収納場所を見直してみましょう。視界に入りやすい、目から腰の高さに物を置くようにすると、使った後も戻しやすくなります。これで、出しっぱなし、置きっぱなしの予防にもつながります。

これもチェック!収納用品の購入は片づけた後に
片づけが不得意な人ほど、片づける前に収納用品を購入して失敗しがち。まずは家にある収納を活用して、それでも必要な場合は使い勝手のいいサイズ・デザインのものを選ぶようにしましょう。

④子ども部屋の片づけは親と対話しながら

勝手に捨てず、いっしょに処分する
子ども部屋にあるものなら子どもが勝手に処分しても……と思うのは間違い! 幼稚園のときに描いた絵、小学校時代の成績表、賞をとった工作などの思い出の品を、親はかけがえのないものとして大切に残しています。そんな親の気持ちにも配慮しながら、いっしょに整理することで、片づけがスムーズに。

⑤かさばる写真はデータ化して保存

紙焼きはベストショットだけをセレクトして残す
何十冊もの古いアルバム。時間と手間のかかる写真整理は、子どもも積極的に協力しましょう。スキャンしたり、まとめてスマホで撮影したりしてデータ化することで、保管スペースがコンパクトに。紙焼きとして残しておきたいものは、親といっしょにベストショットを選んで、残りの写真は思い切って処分して。

リバウンドを防止する3つのコツ

片づけた後は、その状態をキープすることが大切。次の3つを実行してもらえるよう、声がけしてみましょう。

①物をもとに戻す習慣づけを

指定席を決め、しまいやすくする
印鑑、はさみ、つめ切りなど、使ったものはその場にそのまま放置せず、もとあった収納場所に戻すくせをつけましょう。また、よく使うものは目につきやすい、手が届きやすい場所に保管するのが鉄則。ふたのない箱や透明な箱に入れて〈見える化〉すると、探す手間も省けます。

②家にあるものを使って減らす


引き出物、来客用は惜しみなく下ろす
新品のまま大事にしまっていた引き出物の食器、来客用にキープしていたタオルやふとんなどを思い切って下ろすことで、〈使って減らす〉片づけを。また新しいものを使うことで気分も上がり、生活にうるおいが生まれます。

③一時保管品は半年たったら処分する


使わない=手放しどき。感謝をしてさよならを
一時保管したものは半年過ぎたら、「今後も使わないんじゃない?」と親に確認してみましょう。親も「片づけをしたときは処分を迷ったけど、たしかにこの先使わないかも」と納得して手放しやすくなります。売買サイトに出品して売れないものも同様に検討して。感謝しながら処分すると、物への思いも昇華します。


実家の片づけについて考えているかた。これを参考にできることから少しずつ、家族で協力して始めてみて。

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