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【体験レポ】アニメの声優さんってスゴすぎ!現役アナウンサー3人がアフレコに挑戦してみたら...

  • 2024.8.7

新プロジェクト「HBC演劇エンタメ研究会」、スタート!

こんにちは、Sitakke編集部です。

Sitakke

札幌にお住まいの方は、うすうす気づいている方も多いはず。
そう、いま、札幌の演劇・エンタメ文化がじわじわと盛り上がっているんです。

札幌では、毎年「札幌演劇シーズン」などが開催されているほか、ことしは演劇文化の新しい拠点として「ジョブキタ北八劇場」がオープン!

→【取材】札幌駅北口にオープンした「ジョブキタ北八劇場」に込められた思い

また、数多くのマンガ家を輩出し、マンガ・アニメの舞台としてもたびたび注目を集めている北海道。ポップカルチャーを活用したイベントが、札幌で積極的に実施・検討されています。

そして…特集でもお伝えしている通り、私たちHBCも、ことし8月から、空知の三笠市を舞台とする連続ドラマ制作をスタート!

これらをきっかけに、「Sitakke」で、新たなプロジェクトを始動します。
HBCアナウンサー有志を中心とするプロジェクト「HBC演劇エンタメ研究会(通称“エンケン”)」を立ち上げました!

「HBC演劇エンタメ研究会」とは

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「札幌・北海道の演劇エンタメ文化の魅力を発信したい」
「演劇エンタメ文化に携わる人たちの取り組みを広く発信したい!」

そんな思いをもったHBCアナウンサーが中心となって、7月から活動をスタート。編集部の私たちもメンバーの一員です!

Sitakkeでは、「#HBC演劇エンタメ研究会(エンケン)」として、北海道の演劇・エンタメ業界の魅力を“体当たり”で発信する記事をつづっていきますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

今回のテーマ 「アニメのアフレコに挑戦してみよう!」

「ジョブキタ北八劇場」の仕掛け人への取材に続き、“エンケン”2回目の活動となる今回は、アニメのアフレコに初挑戦!

声優やアニメーターを目指す学生たちが通う、代々木アニメーション学院 札幌校を訪れ、アフレコ体験に初挑戦しました。

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左から、森結有花アナ、堰八紗也佳アナ、堀内 美里アナ

挑戦したのは、“エンケン”に所属する、堰八紗也佳アナ、森結有花アナ、堀内 美里アナの3人。
「アナウンサーが演技を学ぶことは、ナレーションや絵本の読み聞かせなど、様々な仕事で生きるはず!」と、やる気まんまんの3人が挑みます。

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代々木アニメーション学院 札幌校(札幌市 中央区南3条西5-1-1 ノルベサ5F)
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代々木アニメーション学院札幌校 声優タレント科 講師・渡邉宏行さん

「お待ちしておりました!」と、優しい笑顔で迎えてくれたのは、今回の講師・渡邉宏行さん。代々木アニメーション学院札幌校 声優タレント科で講師を務めるかたわら、俳優としても幅広く活躍をしています。

渡邉先生指導のもと、挑戦するアフレコは…代々木アニメーション学院のオリジナルアニメ「ゆけスマッ!!」。学院の学生たちが制作した作品です。

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今回は特別に、アフレコの基礎中の基礎を、2時間にギュッとまとめて教えて頂きました。

実際に3人がアフレコした映像はこちら!

アフレコ体験を終えた3人は、口をそろえて「とっても楽しかった!」と、テンション高め!
一方で、「想像していた以上に難しかった…」と少し悔しそうな表情もチラリ。

「プロの声優さんってスゴい…」「アナウンサーの仕事としても、めちゃめちゃ勉強になった」と、声優の仕事の奥深さ・難しさをしみじみ体感することとなった3人。今回のアフレコ体験で、いったいどんなことを学んだのか!?

本番収録までのようすを、順を追ってレポートしていきます。

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今回の体験では、まず、①台本と映像の見方を知ることからスタートしました。

①台本と、映像の見方を知ろう

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こちらが、「ゆけスマッ!!」の台本。物語中盤の約2分間の収録に挑戦します。

渡邉先生:まずは台本の見方を一つずつ説明していきますね。

一同:よろしくお願いします!

台本の見方「カットナンバー」「ト書き」「セリフ」

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渡邉先生:まずは、台本を開いて、一番上に番号が書いてある部分を「カットナンバー」と呼びます。アナウンサーの皆さんにとって馴染みのある例えでいうと…カメラの映像が切り替わったところに、番号をつけているというイメージですね。

森アナ:つまり、この数字が切り替わると…アニメの映像が次のものに切り替わることを表しているってことですね!

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渡邉先生:次に、「カットナンバー」の下に書いてある部分です。ここを「ト書き」といいます。たとえば、カットナンバー101の下には、「ぽかーんとしている卓」とありますね。「ト書き」には、映し出されている映像について、簡単な説明が書かれています。

ほかにも、キャラクターの状況や心情などが書かれている場合もあるため、しっかり読み込んで理解しておく必要があります。

堰八アナ:なるほど!「ト書き」、とても大事ですね。

堀内アナ:テレビ制作の現場とは全然違って面白いです!普段、私たちアナウンサーは、カメラの前で動作をしながら声を出すので、映像と音声を一緒に撮影します。アフレコの場合は、先に映像ができていて、そこに心情や声を乗せていくってことですもんね。うーん、難しそうだ…

渡邉先生:続いて、ト書きの下に、「セリフ」と書いてあるところは、皆さんに演じてもらう「セリフ」です。台本を読んで、キャラクターの心情を解釈して、それを声に乗せてください。もちろん、映像のタイミングに合わせて演じてくださいね。

森アナ:心情を解釈して、声に乗せて…タイミングよく…!これは難易度高いぞ…

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「こりゃ~難しそうだわ!」 ついつい笑ってしまう森アナ

渡邉先生:ほかにも、注目すべきポイントがあります。セリフのところに、「AD」と記載がある部分がありますね。意味は何だと思いますか?

堰八アナ:うーん…「アシスタントディレクター」でしょ!

渡邉先生:やっぱりテレビ業界の方だと、そっちにいっちゃいますよね!(笑)
正解は、「アドリブ」です!

堰八アナ:えっ!アドリブのパート、めちゃくちゃ多くないですか!?台本のいたるところに「AD」がいっぱいなんですけど…!

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「AD(アドリブ)」の多さにビックリする堰八アナと、堀内アナ。

渡邉先生:たとえば、キャラクターが「フン…ッ!」とジャンプをするなど、なにか動作をするカットなどは、アドリブの場合が多いんですよ。

では次に、実際に声を当てる映像を観てみましょう!AD部分含め、どんなふうに演じるか、台本と照らし合わせながら、考えてみてくださいね!

実際にアフレコする映像は…「線画」!?

渡邉先生:はい、こちらが、今回みなさんに声を当てて頂く映像です。
左上の番号は、台本に記載してある「カット」に対応していますよ。

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~映像を観終えて~アナウンサー一同 “ポカーン~”

森アナ:えっ!先生、これって、完成前の映像ですよね?これに声を当てるっていうことですか!?

渡邉先生:そうです!この完成前の映像のことを「線画」といいます。
色も入っていませんし、細かい動きも入っていませんよね。
声優の現場では、制作スケジュールの都合などにより、この「線画」に声をあてることがほとんどです。

一同:えーっ!!難しい!

堰八アナ:普段、私たちが観ているアニメの映像とは全然違ってビックリ!「線画」だけだと、演じるキャラクターがどんな動きをして、どんな心情なのか…あんまりイメージがつかなくて難易度高いですね!

渡邉先生:ですので、この「線画」と「台本」の両方をよく見て、<台本読み>をすることが重要になってくるんです。

では次のステップ、<台本読み>に挑戦してもらいましょうか!

Sitakke
やる気まんまんの“エンケン”メンバー

→続きの記事は、2024年8月中旬に公開予定!

※2024年7月取材時の情報に基づきます。

取材協力:代々木アニメーション学院 札幌校
撮影:HBCテレビ「グッチーな!」
文:Sitakke編集部ナベ子

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