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神経質な夫に嫌気が差しました… 家族の不在中に「不倫に走った妻の告白」【前編】

  • 2024.8.7

結婚して家庭を持ったなら、その場所を守りたいと思うのは当然のこと。しかし、その意識が過剰になると、逆に災いをもたらすこともあるようです。美沙子さん(仮名・36歳)も、かつてそんな経験をしたひとり。当時、いったいどんな状況で何があったのか、詳しく話を伺いました。

神経質な夫

「夫とは2年ほど交際したのちに結婚しましたが、当時からやや神経質で心配性なところがありました。ひとつのことが気になるとそれが頭から離れず、ずっと気にし続けてしまうタイプです。
子どもが4歳になったころ、住んでいるマンションで停電が起きました。ゲリラ豪雨による落雷が原因のようでした。うちはまったくそういった災害に対する準備をしていなかったので、かなり不便を強いられたんですね。
その日から、夫が防災意識に目覚めました。“いつ何があるか分からない”と防災グッズを買い漁り始めたのです」

強いストレスを感じるようになり…

「夫がネットで購入した防災グッズが、毎日のように届きました。さらに、非常食も大量購入。私たちの部屋は家族3人で暮らすのに十分な広さがありましたが、どんどん増えていく防災グッズに収納スペースを取られるように…。
私がスペースをあけようとすると夫が、“どこに何があるか分からなくなるからやめろ”と言うのです。“家族を守るため”と言われると、もう何も言えません。私は徐々にストレスを感じるようになりました」

友人たちと飲みに行ったところ…

「友人に電話して愚痴を話したところ、“久しぶりに飲みに行こう”となりました。そして、親しい3人で居酒屋さんへ。すると、隣のテーブルで飲んでいた3人組の男性が声をかけてきたんです。私たちより少し年齢が若いぐらいの、会社員風の男性たちでした。一緒に飲むことになり、私は海斗さん(仮名)という男性の隣に。爽やかで、話しやすい印象を受けました。
その後、店員さんが運んできたグラスを、私がテーブルの上に倒してしまったんです。飲みものが海斗さんのスーツにかかってしまったんですが、“気にしないでください”“安物ですから”と優しく対応してくれました」

夫と子どもが出かけることになり

「酔っていた私は思わず、これが夫だったら…と想像しました。神経質な夫なら、静かに文句を言い続け、数日間は愚痴を聞かされることになったでしょう。その対応の差に、ストレスが溜まっていた私は感動。海斗さんに対して、僅かに好意を抱いてしまいました。
それから、海斗さんのことが頭から離れなくなりました。会いたくてたまりませんでしたが、そう時間は自由にはなりません。ただ、LINEだけを続けていました。
そんなある日、夫が“防災イベントに行こう”と誘ってきました。車で2時間もかかる場所でしたが、子どもは内容をよく理解していないので大喜び。私はなんとか理由をつけ、回避しました。チャンス到来だと思い、海斗さんに“会いたい”とLINEを送信。会ってすぐ、私たちは不倫関係になってしまったのです…」

“神経質な夫に嫌気が差して不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。
夫に嫌気が差すのも分かりますが、不倫に走っては元も子もありません。夫の行動は、家族を考えてのこと。妻の行動は、単なる身勝手でしかないのですから。
©koumaru/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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