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『デッドプール&ウルヴァリン』、ポストクレジットシーンは1年以上前から計画されていた

  • 2024.8.7
DEADPOOL & WOLVERINE - Ryan Reynolds, Hugh Jackman, director Shawn Levy, on set, 2024.

『デッドプール&ウルヴァリン』のポストクレジットシーンで、“超卑猥なモノローグ”を披露したクリス・エヴァンスショーン・レヴィ監督によると、主演と共同脚本を務めたライアン・レイノルズは、この長セリフを「文字通り9分ほどで書いた」そうで、1年以上前からこのシーンをポストクレジットに使うと決めていたという。「それが大前提で、交渉の余地などありませんでした」と、レヴィ監督が『エンターテイメント・ウィークリー』のインタビューでコメント。多くの映画では、ポストクレジットシーンをこれほど前から準備することはないそうだ。

『アベンジャーズ』シリーズのキャプテン・アメリカで知られるクリスだが、本作には『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』(2005)と『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)で演じたヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役でカメオ出演。エマ・コリン演じるヴィランのカサンドラ・ノヴァに下品な悪口を言ったことを咎められ、瞬殺されてしまう。ポストクレジットでは、ジョニーが口にした悪口が検証されるが、レヴィ監督は「ものすごくダーティーな言葉が1分間に1マイルのペースで繰り出されるシーンだったので、何度もテイクを重ねる必要があるだろうと予想していました」と語る。

ところがクリスは、たった2度のテイクで完成させたそうだ。「クリスは台本から目を離し、たった2テイクでやり遂げ、僕らを爆笑させてくれました。それが映画にも表れています。彼は大いに楽しんだことと思います。それにキャプテン・アメリカとはかけ離れたジョニーを演じたことが、映画に大きく寄与しました。キャプテン・アメリカの高潔さと清廉さは一切ありませんでした」

ちなみに、本作でクリスが演じたヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームは、『ファンタスティック・フォー』のそれとは別ものだそう。「ボストン風で、クリス・エヴァンスからインスピレーションを受けたジョニー・ストームです。本当のクリス・エヴァンスよりもクリスらしい気がします。クリスはボストン出身です。オリジナルの『ファンタスティック・フォー』をもう一度観た方がよさそうですが、彼は『デッドプール&ウルヴァリン』で演じたようにジョニー・ストームをボストン風には演じていなかったと思います。僕にとっては完璧でした」

Text: Tae Terai

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