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金メダリスト爆弾発言も協会トップ確執否定でドロ沼確実?快挙に水差す韓国バドミントンの内輪揉め【パリ五輪】

  • 2024.8.7

パリ五輪金メダリストの“爆弾発言”で物議を醸す韓国バドミントン協会の会長が急きょ帰国した。

韓国バドミントン協会のキム・テッキュ会長は8月7日午前、仁川(インチョン)国際空港を通じて選手よりも先に韓国に帰国した。

帰国直後の取材対応で、キム会長はパリ五輪前から選手と確執があったかを問う質問に「協会と選手の確執はなかった」とし、「(アン・セヨンは)自力ですべて選手生活をした。誤診についてのみ把握し、報道資料として配布する」と答えた。

そして、「(騒動と関連して)報道資料を作成するために、選手より早く帰国した」と伝えた。

アン・セヨンは前日の6日、パリ現地に設けた大韓体育会のコリアハウスでの記者会見に参加しなかった。彼女の会見出席を協会が阻止したという話の真偽については、キム会長は「そんなことはなかった。私も(アン・セヨンが会見に)出席しなかったことが少し不思議だった」と述べた。

キム・テッキュ会長
(写真提供=OSEN)キム・テッキュ会長
アン・セヨンの“爆弾発言”

アン・セヨンは今回のパリ五輪・バドミントン女子シングルスで金メダルを獲得した。

昨年の杭州アジア大会で2冠(女子シングルス、女子団体)に輝いた彼女は、韓国国内で大きく注目を集めた。ただ、大会後はメディア取材や広告出演のオファーをすべて断り、負傷した右膝のリハビリやトレーニングだけに集中し、パリ五輪への準備を進めてきた。その成果が、五輪金メダルという形で結実した。

ところが、アン・セヨンは優勝直後、思う存分喜びを表現するのではなく、協会の選手管理システムを痛烈に批判し、韓国バドミントン界の変化を訴えた。

アン・セヨンは決勝後のインタビューで「私の負傷は想像以上に深刻だった。最初に誤診があった瞬間から、私はずっと我慢しながら試合をしてきた。昨年末、再び検査を受けたところ、(膝の状態が)とても良くなかった。五輪まで時間があまり残っておらず、ずっと我慢しなければならない状況だった」とし、「私が負傷を経験する状況と瞬間に、代表に多くの失望をした。その瞬間が忘れられない。バドミントンの発展、自分の記録のために(代表活動を)続けていきたいが、協会でどうしてくれるかはよくわからない」と伝えた。

「個人の資格で国際大会に出場したいのか」という質問には、アン・セヨンは「代表を退くからといって、五輪に出場できなくなるのは選手にとって厳しいことではないかと思う」とし、「バドミントンのシングルスとダブルスは厳然と異なる。(いかなる場合でも)選手の資格が剥奪されてはいけないと思う。(しかし)協会はすべてを阻んでいるような気がする。自由という名目で放任している」と答えた。

アン・セヨン
(写真提供=OSEN)アン・セヨン

このような発言を受け、韓国国内ではアン・セヨンの引退を示唆する報道が相次いだ。

ただ、アン・セヨンはその後、自身のSNSを通じて引退ではないと線を引いた。

アン・セヨンは6日、自身のSNSで「私が優れているからではなく、選手が保護され管理されるべき点、そして権力よりもコミュニケーションについていつか話したかったのですが、また刺激的な記事で再生産されるのは残念です」とし、「誰かと戦争するように話す部分ではなく、選手の保護に関する話であることを理解してください。そして引退という表現で曲解しないでください。私が話したいことについて、一度は考えて解決してくださる大人がいてほしいと願っています」と、協会批判に対する思いを強調した。

なお、アン・セヨン含むバドミントン代表選手は本日(7日)午後、仁川国際空港を通じて韓国に帰国する予定だ。アン・セヨンは「韓国に行って話す」と、さらなる見解の発表を示唆している。

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