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女の敵は…全人類?妊娠して初めて知った「平等なんて無理」

  • 2024.8.7

妊娠、出産…そして子育ては一人一人、異なります。それぞれ経験をしていても、理解を求めることは時に難しい場合も…。今回、ご紹介する作品は、そんな妊娠や出産を通して感じた「生きづらさ」を描いています。神谷もち(@mochidosukoi)さんの作品『女女平等』をダイジェストでごらんください。

時短勤務なんて必要ない!と思っていた

女の敵は女…ゆりこはそのことをイヤというほど、身に染みて経験してきました。長く勤めている会社では、ようやく安定したポジションを手に入れることができていました。

そんなある日、人手不足であるゆりこの部署に一人の女性が入社します。2人の子どもがいるというその女性は、16時までの時短勤務という契約。しかし、ゆりこにとっては迷惑な話でしかありません。子どもがいるだけで優遇されるなんておかしい…と思っていたのでした。

どこにも味方がいない恐怖

結婚願望がなかったゆりこ…。しかし、ある日、妊娠が発覚します。願望がなかったとは言え、妊娠の事実によろこび、自分ならうまくやっていけると信じていました。

しかし、つわりなどの急な体調の変化に苦むことに…。ゆりこは妊娠がいかに大変なことかを知ります。そして、孤独を痛感するのでした。誰にも理解してもらえないつらさを味わい、味方がどこにもいない現状に不安を抱きます。

経験して分かった生きづらさ

妊娠前は妊婦や子持ち女性の気持ちを考えようともしなかったゆりこ。しかし、いざ経験をしてみると、いかに自分の考えが甘かったかを痛感します。過酷な状況でも、周囲と同じような働き方を求められることの大変さを身をもって知ります。

日々の生活で目の前のことにいっぱいになっていると、周囲が見えなくなることもあります。ですが、ほんの少しでも相手の立場になって思いやりを持つことができたら、たくさんの人が活躍できる社会になるのではないでしょうか。

著者:ゆずプー

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