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時短勤務の【子持ちパート】に嫌がらせする独身社員 → 待っていたのは『後悔しかない未来』だった

  • 2024.8.6

職場で人間関係のストレスを抱えていると、やる気も生産性も下がりますよね。ひどい場合には、退職に追い込まれるなんてことも……。今回は、広告代理店でデザイナーの仕事をしていたMさんのエピソードを元同僚の友人から聞いてきました。

画像: 時短勤務の【子持ちパート】に嫌がらせする独身社員 → 待っていたのは『後悔しかない未来』だった

子持ちのパートとの出会い

当時Mさんは、彼氏持ちの40代前半の独身女性でした。

ある時、職場にパートでKさんという女性が入ってきました。

Kさんは未就学児の子どもが2人いるママさん。

結婚前に同じ業界で働いていたので、即戦力として採用されました。

独身女性にとって既婚者は疎ましい存在だった

当時Mさんの会社は慢性的な人手不足で、月の半分以上が残業・休日出勤も当たり前の環境でした。

Kさんは仕事もよくできたのですが、時短勤務のため14時30分には退勤します。

しかしこの部署は夕方以降が忙しくなるので、一番人手が欲しい時間帯に帰ってしまうKさんを、Mさんは疎ましく感じていました。

仕事のストレスからパートに八つ当たり

Mさんは忙しくなると、イライラを直接Kさんにぶつけるようになります。

14時頃にわざと「これ今日中に仕上げて!」と急ぎでない仕事を回したり、退勤の準備をしているKさんに向かって「今から忙しくなるんですけどね」とわざと聞こえるように小言を言ったりし始めました。

次第にMさんの言動はエスカレート。

Kさんの子どもが熱を出して退勤や欠勤を繰り返すと「これ家でやってきて!」と押し付けることもありました。

そのためKさんは、Mさんとの人間関係で悩み、たった数ヶ月で退職してしまいました。

突然の妊娠・結婚→同僚の反応は?

Kさんが退職した直後、なんとMさんの妊娠が発覚。

Mさんは自分の年齢やキャリアを考えかなり迷いましたが、授かり婚をすることに。

幸せの絶頂だったのですが、つわりが始まり欠勤が続いたある日、同僚から「いつ来るんですか? 妊娠は病気じゃないので、家でも仕事してください!」と連絡がきたのです。

そのため安定期まで在宅勤務に切り替えてもらい、なんとか乗り越えました。

しかし安定期に入り出社すると、今度は「子どもが生まれる前からこれじゃあ、産後はどうするつもりですか?」と辛辣な言葉をかけられてしまいました。

Mさんは同僚たちからのキツい態度に耐えられず、上司に相談したのですが……。

人間関係の失敗から学んだことは?

なんと上司から「あなたは以前パートのことをいじめてたでしょ。自分で既婚者や子どもがいる人にきつく当たる風潮を作ったのよ」と叱責されたのです。

この時Mさんは、上司の言葉に何も反論できませんでした。

結婚・妊娠したことで、女性が働くことの大変さを身にしみて感じ、独身の時Kさんに意地悪したことを後悔しました。

しかしKさんはすでに退職していたので、直接謝罪することは叶いませんでした。

その後、Mさんは出産を機に退職し、現在は子育てに励んでいます。

人はいろんな経験を通して、自分や他人を理解して成長します。

人間関係で失敗しても、それを糧に新たな人生のステージを歩んでいきたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子

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